第3章 フロントの女性 286話
いつもおしゃれですね。
そう、いつもです。
クスクス笑う女性。
その眼鏡もお似合いですよ。
Zoffで買いました。でもちょっと重たいんです。
帽子も毎日色も形も変わるから今日はなんだろうと思ってます。
あはは。そんなに褒めないでくださいよ。恥ずかしいです。
わはは。
ぶぶーん。きいー。家路に帰る。
「不二子はんただいま」
「おかえりやす。なにかおかわりは?」
「あー、フロントの女性や厨房の女性に,、かくかくしかじか。。」
「よろしゅうおました。身だしなみは大切どす」
「そうや61歳というとみなびっくりする。なんやろな」
「なんやろうか。うふふ」
「まあ、ええわ。歳重ねる程、身だしなみはたいせつや、なあ不二子はん」
お!
おお!
DOLCE&GABBANA2025 結った髪をおろしドレス姿の不二子
「どうや、よしろうはん。見間違えたんちゃいますか?」
「はー惚れなおしたわ!」
あはは!うふふ!
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