RAYE Leaves Us Speechless with Her Powerful Performance of ‘Where Is My ...

 

ホテルの喫煙所で、ひと息ついていた。

ネパール人が三人、談笑している。
優秀なフロントマンが二人、陽気な料理人が一人。
中には六か国語を操る者もいる。

「ナマステ!」

そう声をかけると、皆が笑った。

「Hey, Shinkawa! 君はイギリスがいいよ。写真、買ってくれる。日本人は買わないよ」

「そうなんだよ。よく知ってるね」

「今、何してる?」

「大学院で写真の研究さ」

「Awesome!」

「君たちは国に帰って、何をするんだ?」

「ネパールでホテルを建てて経営する」
「僕はレストランかな」

それぞれが、はっきりとした夢を持っている。

けれど一人が、ふと真顔になった。

「新川、僕は日本に来て10年になる。でもお金が貯まらない。なぜだ?」

「日本の賃金は安いからさ。物価も安いけど、他の国のほうが稼げる。そういう友人、いるだろ」

「いる。アメリカの友人は、もうビジネスで成功している」

「だったら、経営をやったほうがいい」

彼はまだ、決めかねている様子だった。

料理人の彼には、来年、米作りを教えるつもりだ。
夢はレストラン。

「新川と繋がると、僕のビジネスになる」

そう言って、彼はニヤリと笑った。

そんな会話の中で、
2025年も、もうすぐ終わろうとしている。

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