論文骨子 第5章 paired compositionsが証明すること

第5章 paired compositionsが証明すること

5.1 構造
paired compositionsは、写真意図の本質を示すための5つの独立した事実から成る。

命題1:1枚の写真にも意図は存在する
1枚の写真にも意図は存在するが、2枚並べることで増幅される。しかし情報は変化する。

命題2:意味は2枚の差から生まれる
2枚を続けて見ることで、時間や変化を感じる。その意味は、どちらの写真にも単独では写っていない。

命題3:生まれる信号は物理的に存在しない
差分から生まれる感情や緊張は、撮影も測定もできない。それは観測者の体験の中でだけ現れる。

命題4:paired compositionsは位相差の装置である
見えない時間のズレが、2枚の写真によって立ち上がる。写真は位相差を発生させる装置として機能する。

命題5:意図は観測者の時間の中にある
意図は作者にも写真にもなく、観測者が時間を通して体験したときに生まれる。

結論
paired compositionsは、二枚の写真を並べることで位相を観測可能にする。

 


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