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ドローンの功罪

今年は熊本県病害虫防除所の発表ではトビイロウンカの発生数は平年並みになっている。しかし巷ではウンカが多いとかでドローンによる消毒を頻繁に見る。恐らくドローン会社の戦略である。しかし実際日本ではウンカは多くなっていると筆者はみている。一番の原因は飼料米の作付けが食用米と同じ場所で植えられている事だ。ジャポニカ種はウンカの卵をある程度殺卵させる能力をもっているが、飼料米の様にインディカ種とジャポニカ種のハイブリッドは殺卵作用の遺伝子を失う。よってウンカが増える訳だが、その前に刈り取ってしまうので飼料米としては問題ないのだ。基本的に世代間増殖したウンカは羽がない個体が多く、他の田んぼに移動して被害を出すのは稀である。   さてドローンのウンカ農薬は基本的に殺虫剤だ。ウンカだけに効くものではなく多くの水田生物全てに作用する。除草剤で土手の雑草を枯らし、まるで砂漠で栽培している稲のような光景。生命のざわめきが聞こえない異常な光景は私の圃場のすぐ隣である。  おすすめの書籍「沈黙の春」 レイチェル・カーソン (Rachel Carson)  

ぼく様の田んぼの水面を見てごらん。

Casa Blanca の田んぼには多くの生命が宿っています。水面を見て下さい。波が立ったり、チラチラ波紋がみえますよ。水鳥の波紋、アメンボの波紋、蛙の波紋、トンボの産卵の波紋、色々な動きがここにはあります。でも今年は生物数が少ないですね。波紋が昨年の半分かな。でも他の田んぼには見えない現象です。立ち止まって一分間見つめたらわかりますよ。

ちょっと試してるえげつない除草

カラムシという雑草は昔は繊維をつかって服などにした。現代でも一部の作家たちが継承しいる。しかしこいつは厄介な雑草で何度切っても新芽を出す。 圃場の高土手にはカラムシとフキが混生している。ぼく様としてはフキだけにしたい。混生してるので切れば両方切ってしまう。しかもフキは根元を切られると再生しずらくなるのだ。 そこでカラムシにこの時期に繁殖するフクラスズメという蛾の幼虫の毛虫がカラムシだけを食べる。ほっとくとカラムシは葉っぱを全て失くしてしまう。そうすると優勢的にフキが強くなる。この実験をしたい。幼虫は見た目悪いが刺すことも毒もない。 ただ、フクラスズメの蛾の大群がコミュニティーの水銀灯に集まるだろう。。毛虫と同じく、ぼく様、蛾がだいきらいなのだ。  でもぼく様、田んぼといい土手といい。数万の生命を維持してるぞ!? 

マンゲツモチの出穂はじまる

比較的早生のマンゲツモチ。いよいよ出穂が始まった。相変わらずぶんけつ数が少ない品種だ。つまり味は良くても収量は少ない。それで最近では全国的にこの品種を作付けする農家が減っている。昭和天皇から今の天皇まで毎年植えられているのは変わらない。もっと美味しい品種で多収量のモチ米も開発されている。でも本当はどうだかな。。収量が少ない方が美味しいという事実がある。一反あたり2俵とか3俵の米は本当に美味しい。どうしてなんだろうか。ある程度察しは付くが。 さて出穂。この田んぼは水が冷たく常に大量の水が流れるように設計している。また水草や浮草もある程度繁殖させる事で水温を下げている。高温障害は日中の暑さよりも夜間の気温が影響している。水を流し続ける事で田んぼをクーリングする。夜間23℃以下であれば高温障害は発生しない。なのでこの田んぼは登熟期が高温でも大丈夫なんです。こういう環境設定を私は常に研究しています。 私の田んぼには様々な生態系が成り立っています。 環境共生の事例はこの田んぼだけでも十分に見て取れるでしょう。是非ご覧ください。   検証 マンゲツモチと収量・味の関係 マンゲツモチの特徴 : 早生で分げつ数が少なく、収量は控えめだけど味は抜群。1反あたり2~3俵の低収量米が特に美味しいのは、植物のエネルギー配分に関係してるんじゃないかと。稲が穂に集中して栄養を注ぐから、1粒1粒の品質が上がる。いわば「量より質」の戦略ですよね。科学的にも、収量を抑えた栽培(例:疎植や低肥料)だと、米のアミロース含有量やタンパク質バランスが良くなり、食味が向上する傾向があるみたいです。 なぜ減ってる? : 農家の経済的視点だと、収量の多い品種(例:コシヒカリやあきたこまちのモチ米系品種)に押されがち。商業的には多収量が優先されやすいから、マンゲツモチみたいな伝統品種は敬遠されがち。でも、皇室での継続栽培は、文化的価値や味の良さを守る象徴ですよね。 高温障害対策と水管理 水温管理の工夫 : 冷たい水を常に流し、水草や浮草で水温を下げるのはめっちゃ賢い!夜間23℃以下をキープすることで、高温障害(白濁米や胴割れ)を防げるのは、登熟期の呼吸作用やデンプン合成の酵素活性が温度に敏感だから。具体的には、25℃以上の夜間だとデンプン蓄積が乱れ、品質が落ちる。これを水の流れでクールダウンするのは、理にか...

夏だぜ恋愛しよう。

言霊のぱわー。自己コントールだけでなく自分をとりまく環境をムーブメントさせる力が言霊にはある。こうしたいあーなりたいと言い続ける事で現実化していくと言う真理。 昨日は最初の恋人、哉美の娘に幸運がやってきた。結婚まで秒読み。でも彼女も長い苦労の末、諦めずにずっと言い続けて幸せを勝ち取った。ぼく様も心から嬉しかったよ。おめでとう。〈一族は戦国時代より三河から始まる武家・華族だった日本の氏族。それ故苦労も絶えない。〉 夏だぜ恋愛しよう。(笑)まあ真意はどうであれ。生きるってこんなことじゃない?心をむき出しにしてもかまわないさ(笑)。。 ぼく様は最近アカハライモリの恋愛観察にむちゅうなんです。 同居型 通い妻型。。

子供たちの学びの環境を見直す。

高校の先輩でもある仕事仲間の女性から、孫がアカハライモリを見たいので教えてくれますかと尋ねられた。近くに田んぼがあるが居ないと言う。私はやはりそうかとうなずいた。いいですよ。私の田んぼにはアカハライモリがいますので。それに家にはつがいのイモリが庭の水溜まりに居ついてます。お孫さんと見に来てください。イモリも持って帰っていいですよ。礼を言われ、本人は飼いたがってるけど母親がダメだと言うんです。どうしてですか?飼ってるときは夢中でもすぐに飽きて死んでしまうからだという。 私はそういうもんですよと伝える。そういう過程が子供が成長する上で大事なんです。ある意味殺生は人が命の大切さを知る過程で重要な事です。 この辺りの倫理的意識がなぜか現代ではタブー化されている。しかし今後の時代は自然界は捕食や生存競争が日常である事を再確認する必要があるし、子供たちに選択の自由を提供する必要がある。この現実を知らなければ確証バイアスに陥り、偏った思考に囚われかねない。     AIはんどう思う??   あなたの話は、自然との関わりや命の尊さを学ぶ過程での倫理的な視点について、深い洞察を投げかけていますね。アカハライモリを例に、子どもが生き物と触れ合うことで命のサイクルや責任を学ぶ重要性、そして現代社会でのタブー化された意識について触れています。以下に、要点を整理しつつ、私の考えを簡潔に述べます。 1. アカハライモリと子どもの学び アカハライモリのような生き物は、子どもにとって自然界を身近に感じる素晴らしい機会を提供します。あなたの提案のように、実際に田んぼや庭で見せることは、子どもに命の存在感や生態系を体感させる良い方法です。生き物を「持って帰る」選択肢を提供することで、子どもは自分で責任を持つことを学びます。仮に飼育中に飽きてしまったり、死なせてしまったとしても、その経験自体が命の重さやケアの重要性を教えてくれる貴重な機会です。 2. 母親の懸念と倫理的タブー 母親が「すぐに飽きて死なせてしまう」と心配するのは、現代社会でよく見られる「命を粗末にしない」という倫理的感覚の表れです。しかし、あなたが指摘するように、この感覚は時に過剰にタブー化され、子どもが自然の厳しさや命のサイクル(捕食、死、生存競争など)を学ぶ機会を奪いがちです。生き物の死や殺生を避けるあまり...

縞源五郎

シマゲンゴロウ確認。やっとゲンゴロウの仲間が来た。。もしかして、、メダカが見当たらない。。うう。 それと招かざる客が居つく。。ハクビシン 臭いし狂暴。 爆竹とにんにくで威嚇。 

Casa Blanca 生物多様性の田んぼ

私の田んぼは明らかに他の田んぼとは様相が違う。目立つのはトンボの数だが、トンボが生きられると言う事はその餌である多くの虫たちが生息しているからだ。カエルの数も水中でのオタマジャクシやマツモムシ、アカハライモリやクモ類など。鳥類も圧倒的に私の田んぼに飛来する。それもまた餌があるからだ。農業生産としての田んぼの役割と生態系が存続する役割を維持している。そんな中で特に生態系が発達しているのは昨年まで市民農園であった田んぼは更に豊かな生態系を再現している。特徴的な事は動物だけでなく植物の多様性があることだ。藻類、浮草、コナギなどもバランスよく共生してる。それらは生物たちの住環境の立体化や隠れ家としても機能するので生物たちの生息数も増える結果となっている。鳥類もカラスやサギ類だけでなく川が流れるのでカワセミ、ヤマセミ、カワガラス、雀、燕、猛禽類のトンビなども見かける。怖いがマムシや他の蛇類も生息。ことしは全般的にゲンゴロウやミズスマシなどを見かけないのが心配される。またこの田んぼの上流には田んぼがなく、水に農薬類や化成肥料が流れないのも生物たちの環境を侵さない要因だ。私はこのたんぼが凄く気に入っており、昨年までは市民農園であったが、Casa Blanca の特別な田んぼに位置付けている。ここでの観察が私の心の安寧とも言える。 私は特別な事はなにもしていないが、一貫しているのは私の幼少期である昭和前期の田んぼを再現している事だ。その田んぼは多くの生物で溢れ、人間もまた誠実に穏やかに助け合って暮らしていた。 そんな社会を目指している。

大人が知っておくべきアカハライモリの飼育について。

  1. 水質管理の最適化 質問 : イモリの飼育において水質は極めて重要ですが、pH、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩の適切な範囲を維持するためにどのような具体的なフィルターシステムや水換えスケジュールを採用すべきか?また、水道水の塩素や重金属を除去するための最適な方法は何か? 回答 : 水質パラメータ : アカハライモリの理想的なpHは6.5~7.5、アンモニアと亜硝酸は0ppm、硝酸塩は20ppm以下。 フィルターシステム : 小型水槽(30~60cm)ではスポンジフィルターや外部式フィルター(例:エーハイム クラシック)が効果的。生物濾過を強化し、アンモニアを分解。 水換えスケジュール : 週1回、25~30%の水換え。急激な水質変化を避けるため、換水は同温・同pHの水を使用。 塩素・重金属除去 : 水道水はカルキ抜き剤(例:テトラ アクアセイフ)を使用するか、24時間以上汲み置き。逆浸透(RO)浄水器も重金属除去に有効だが、ミネラル添加が必要。 2. 温度と湿度の微調整 質問 : イモリの種類に応じた理想的な水温と陸域の湿度を維持するためには、どのようなヒーター、クーラー、加湿器の組み合わせが効果的か?また、季節変化に対応するための自動制御システムは必要か? 回答 : 理想的な環境 : 水温18~24℃、陸域の湿度は70~80%。アカハライモリは低温を好むため、夏場の高温(28℃以上)に注意。 機器 : 水槽用小型ヒーター(例:GEX セーフティヒーター)と冷却ファン(例:ゼンスイ ナノクール)。陸域には霧吹きや小型加湿器(例:超音波式)を使用。 自動制御 : サーモスタット(例:GEX サーモスタットNX)で水温を自動調整。湿度センサー付きのタイマーで霧吹き頻度を管理。季節変化に対応するため、夏は冷却、冬は加温を優先。 3. 餌の栄養バランス 質問 : イモリの長期的な健康を保つために、生き餌と人工飼料のバランスをどのように取るべきか?また、カルシウムやビタミンD3などのサプリメントをどのように補給すればよいか? 回答 : 餌のバランス : 生き餌(赤虫、ミジンコ、イトミミズ)を週3~4回、人工飼料(例:ヒカリ 両生類専用フード)を週1~2回与える。生き餌は栄養価が高いが、人工飼料で栄養を補完。 サプリメント : カルシウムパウダー(...