細江英公『薔薇刑』Ordeal by Roses #32の背景画についてのレポート
細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)の背景画 Ordeal by Roses #32 を特定。 私のフェイスブック上での記録。 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年) Ordeal by Roses #32 Eikoh Hosoe, "Ordeal by Roses" (1963), Ordeal by Roses #32 ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ 通称ソドマが1525年頃に描いた「聖セバスティアヌス」 Giovanni Antonio Bazzi, known as Il Sodoma, "Saint Sebastian", c. 1525 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)の「薔薇刑 #32」に写っている背景の絵画を特定したのは、ポーランドの美術史家だった。 (注:ここで言っているのは歴史上の記録ではなく、今回の会話の中でのことです。) 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)に収められた写真の中に、「薔薇刑 #32」として知られている一枚がある。三島由紀夫が胸の前に薔薇を持って立っており、その背後には、男性の顔が非常に大きく重ねられ、画面全体を埋め尽くしている。 この背景の顔は、いったいどの絵画なのか。それを突き止めたのが、ポーランドにいる私の友人、Emilla Oktawia Łagiewskaである。 Emillaは、絵画、写真、オブジェを制作しているアーティストである。彼女はヴロツワフのEugeniusz Geppert Academy of Art and Design(Akademia Sztuk Pięknych im. Eugeniusza Gepperta we Wrocławiu)に所属し、美術史と視覚芸術の教授を務め、アートセラピーにも携わっている。彼女は自分の見解を述べる前に、自分は美術評論家ではなく、美術史家であると明確にしている。 Emillaは、この写真の形式的な構造、つまり構図についてAIに尋ねた。AIは最初、この背景はジョルジョーネの《眠れるヴィーナス》だと答えた。しかしEmillaは、それを退けた。背景の人物の目が開いているからである。本来眠っているはずのヴィーナスが、目を開けている。 次にAIは、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》だと答えた。Emil...