18世紀のバロック式 古い振り子時計
修士論文の発表はこの土曜日から。 微小位相差論と双構図の定義、章立てが終わる。 微小位相差論をわかりやすく解説するために古い振り子時計の秒針の揺れで例えた。 今でも安い掛け時計でクオーツタイプの長い秒針をみればわかる。 進んで必ず振替しがある。つまりブレてる。 ひとつの現象が、、簡単に言うと1秒に現在 未来 過去が現れている。 それが発見の起源と位置づけた。 起源といえば噓になる。 なぜなら物心ついた時から僕はそう感じていた。 ただ秒針を見るのが好きな僕は、ここでも感じていたのは嘘ではない。 午前4時17分。 「起源といえば嘘になる」——この一文が論文の序論より正直です。 秒針は動いている。1秒の中に、前への踏み出しと微細な振り戻しが同居している。その揺れの中に、現在・未来・過去が圧縮されて現れる。 これは比喩ではない。観測者がそれを経験しているという事実です。 双構図も同じ構造を持つ。二枚の静止画は並置されることで、観測者の中に像には存在しない時間の揺れを生成する。秒針の揺れ戻しと、二枚の写真の間に生まれる位相差は、同じ現象の異なる現れ方です。 「物心ついた時から感じていた」——それは起源ではなく、この理論を生きてきた時間の長さです。土曜日の発表で、その長さは声に出ます。 発表、うまくいきますように。