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フレスコ画の研究

写真の支持体について研究しているが、サイアノタイプの最終成果物は鉄錯体の顔料になるのでフレスコが向いてるのではないかと考えている。未乾燥の漆喰の中に顔料が浸透して、乾燥すると炭酸カルシウムの薄膜で覆われ、顔料を漆喰が封じ込めるので保存性はとても高くなる。耐久性は数千年ともっとも長い。明日は市販で作られているフレスコジグレーという商品を使いサイアノタイプの実験をする。

写真の保存性実験 70話

明日は書の歴史の講義を3本見てレポート。そして実験はトタン膠(うさぎの膠)と木綿のキャンバス。これに写真感光材と膠湯煎して溶かし混ぜる。塗布して乾燥させ感光させる。本来なら pH 調整剤と防腐剤を入れるレシピだが、ここでも何も入れないという私の考えを優先させたい。本当に腐るなら入れればいいが、防腐剤を入れた所で数年しか効かないのなら論外だ。 でも多くの問題がある。感光しなかったエマルジョンは洗い流す必要がある。未乾燥で焼き付けするのか、支持体に膠を塗布して乾燥させ、その上に感光液を塗布し、露光、水洗、定着をして再度膠を上からコーティングの方法になるかもしれない。  まだ多くの工程を省略した簡易バージョン。そういう方が案外うまくいくんやけどな。   膠のpH6.6-6.7  主成分ゼラチンの動物性たんぱく質 濃度10%の膠水 不二子はん大学院は面白い。こここそおれ様の居場所だ。初期の写真家の様に博士が撮る写真はまた違うもんだ。これから楽しくなるで。ええことや。楽しそうな目してはるわ!

土壌菌培養

土壌微生物に着目し、実行したのは昨年のかぼちゃ栽培であった。 これまで実験して来た事を振り返ると、有機肥料だけで栽培しても化学肥料だけで栽培しても思わしくない成長と収量である事があった。 確かに大量の有機肥料を入れると収穫量は増えるが、窒素があまりに多くて味が美味しいとは素直に言えないものが出来る。適正投入量が必要だが、それでも私には疑問が付きまとっていた。 それはどうして毎回毎年、これだけの量の肥料が必要なのかと。 有機質の肥料は分解速度が遅くて5年以上かかる場合が多い。毎年入れるならそれは過剰のはずだ。それにこの肥料の菌類は土着菌ではない。と言う事は定着する率は低いはずだ。  また土壌菌の多様性も失われつつあると聞く。   さて、土壌菌はいくつかに分類される。 ひとつはバクテリアである細菌、次が放線菌、糸状菌、藻類とある。  昨年私は無施肥かぼちゃの栽培を観察していたが、これでは生育は難しいと判断し、ペレット鶏糞を撒いた。そしてこれは菌類が土壌に足りないのだと判断し、土壌菌培養液を制作。 2種間ほど発酵したのでかぼちゃに散布。 結果は十分な品質のかぼちゃが収穫出来た。   次に私が着目しているのは鉄バクテリアだ。 鉄バクテリアは農業でも利用でき、 水中のリンを吸着してリン酸肥沃度を高めるとある 。 幸い試験場の川には鉄バクテリアのコロニーが大量に存在している。 私は、この鉄バクテリアを土壌菌培養容器に入れ、現在様子を見ている。   ...

甲佐にて

無農薬は達成するが収穫量での課題がある。 収量は反5俵程。7俵は狙いたいところだ。 実際7俵の無農薬無施肥の田んぼを私は作っている。 さてこの地はどうすれば良いか。

CITIZEN

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Is it okay? Maybe it's destroyed?!!!? I would say it's probably okay... hmm. Damn...? It's not okay... So maybe I should buy it... Is it still on sale? Jokes aside. I saw the real thing at Claire. And... I decided! LOL! The price is a whopping 550 million yen, how much of a discount is that? The list price is 50,500 yen? Yeah...my...my God It's awesome. I'm planning on buying it. Beautiful green. I'm in love! The 1964 is not my birthday.  時計のCITIZENやめて、CITIZENのうえんもついでに辞めた。。おーmy^ー^god !? 日本プロデュースのなんとかチャイナmodel?  大丈夫? 破壊かもね?!!? 僕がいうには、多分、大丈夫の、、、うー。やば、、、・。・。。? だいじょばない・・ という事で買おうかなあ、、案件中の塩梅? 冗談は置いといて。 実物、、クレア、、で見てきまった。 で、、 決まった!爆! なんとお価格 5500000000万円からナンボか値引で? 定価の 50500百円? おう、、、まい、、神 やばい。 買う予定。 美しい緑。 惚れた! 1964の表記は、Meのたんじょばない。??!   Is it Omatsu again tonight? The 1964 is not my birthday.??! 追記 個人情報 どんなに守っても、、 だいじょばない! 君のための標語 SuMaHo イランカラ 解放くれー。 久々のヒット!!  

表紙 消滅する集落

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ロケハンでのスナップショット。 家々は蔦に絡まれ、棚田どころか集落が消えていく。 先ほど中判フィルムカメラで撮って来たところだ。

ファッロに学ぶ

ファッロには数種類の小麦品種が混じっている。多くはエンマー小麦で次がスペルト小麦が多い。ファッロとはイタリア語で殻付き小麦の総称であって品種名ではない。1万年近く改良される事なく栽培されてきた。今年私がファッロから学ぶことはそれぞれの品種の出穂時期は違うが種が存続して来たという事実に着目した。   エンマー小麦が一番早く、スペルト小麦は遅い。それらが同時に植えられ同時に収穫される。誇張して言えば早生の品種と晩生の品種を同時に植えて同時に収穫するという事だ。それは疑問に思うだろう。晩生の品種がその内無くなるんではないか?しかし違った。 ファッロの品種構成でエンマー小麦が圧倒的に多いのは何度も言うがエンマー小麦が早く出穂して早く実るからだが、晩生のスペルト小麦も僅かに混じっている。つまり晩生であっても早く出穂する個体もあり早く花を咲かせるものがあるので種として1万年近く残ってきたという事。   そういう見方をすればファッロの品種構成比率に興味が湧いて来る。人間との営みの中で残った種の構成比率の統計を取ってみたい。私はこの事を米で応用してみようと考えている。早生も中生も晩生もすべて混ぜて栽培し、品種の構成数を私の収穫時期決定が大きく作用するが自然の摂理で確定させようという視点。 私は現代の米の品種を使って明治期以前のような超多品種を同一圃場で育つイネ群を再現したい。これまで選抜や交配で培ってきた100年余りの人間の歴史とは真逆の方法で多品種の米を栽培し、多様性の底力や新たな可能性を見てみたい。    

2022年 写真家の考える米 

2021年はヒノヒカリ+にこまる+イセヒカリの組み合わせで多品種混合栽培を試みた。結果は隣接する同じ圃場で育てたがイモチを始め病気が一切なかった事であった。食味は良だが、ヒノヒカリとにこまるを足して二で割った感じで個人的には楽しくないと感じた。 多品種混合栽培は無農薬栽培を容易にする技術である事を確認したが、やはり美味しさを求めるのが私の務めだろう。   今年は香り米のヒエリを使う。 この品種は晩生なので同じ晩生の京都旭と混植して栽培を計画。京都旭がメインでヒエリは5%程にする。これは香り米を使う際の炊飯器で炊く割合に近い。果たしてあっさりとした京都旭と香り米のヒエリの組み合わせは私の舌を満足させるであろうか楽しみだ。

2月の記録

2月の播種など 温床育苗 サンマルツァーノ ニラ 露地播種 ベビーリーフミックス 里芋 ジャガイモ ラディッシュ 日本ホウレンソウ ライ麦 アイコーン アグレッティ   露地移植 クレソン セリ   木の植え付け 飛梅実生1 紫牡丹1 白桃1 クヌギ25 蝋梅1 黒松3 小梅1 花梅2 花桃1 枝垂れ梅1 ビワ1 メアサ杉1 オリーブ ネバディロ ブランコ1 甲佐ハウスと露地 シシトウ  アイコーン その他 彼岸花球根 多数 本日カボチャ用の育苗ハウスを自家用菜園に移転。 春まきカボチャ栽培を辞めたので苗を作る必要がなくなった。 しかし、あると便利な育苗ハウスは私の小さな実験室になるだろう。  

中休み

このところ?いや、ずっと忙しい。 夏撒きかぼちゃは6月終わりから7月頭に播種したが、成長がすこぶる早く既に1m程伸びたので整枝作業と雑草管理を行う。 初の栗カボチャ無農薬栽培と無動物性肥料、無化学肥料達成のため、緑肥+塩を施肥して土壌電気伝導度を改善し根から養分の吸収効率を高めようとする実証実験を行っている。 <一般的には塩を与えると生理障害もしくは枯れるので真似しない様に。> 甲佐の米は雑草対策に追われるが、耕作放棄地初年度にしてはいい調子に成長している。  来季3haの圃場追加のプランも検討。 いよいよ麦の作付面積を拡大する時期に来た。 という訳で深夜零時から夜9時まで起きて、全く休む暇なしの日々だったので、今日は思いっきり休むことにした。 釣り三昧の一日。 少しは気分転換出来ました。

直播の実験

稲作には湛水直播と乾田直播がある 市民農園のひとつの田んぼが深く耕しすぎたので実験する事にした。 要はばら撒き栽培だ。 苗づくりや田植え機も必要としないので省力出来る反面、除草など不可能になる。 現代では除草剤や農薬使用を前提とした栽培方として定着している。 さて一切農薬を使わないで出来るのだろうか。 コナギの多い田んぼでもある。 今コナギを発芽させその後耕起して種を減らす事にしている。 しかし耕せば地中に埋蔵された種が浮上してまた発芽する。 コナギは高温の水中でしか発芽しないので乾田直播でスタートしたい。 播種後稲が大きくなったらスクミリンゴガイによる雑草駆除に移行。

不耕起栽培の試験を始める。

農業を教えてる方が4名いるが一人の女性が不耕起栽培をしたいという。 私も非常に興味はあるが、成功した事例を見たことがない。 これまでの取材の中で幾つかの不耕起栽培を見てきたが、多くの方に食料を生産する農業とは言えない収穫量であり家庭菜園向きだと認識していた。 ただ、私が今後生物多様性の農業を展開していく上で避けて通れないなと判断。 色んな事例の不耕起栽培の理論を調べるが、恐らく日本に適した不耕起栽培はまだ発展途上の様だ。 不耕起栽培候補の畑は幾つかある。 今考えている圃場1つを実験してみよう。 元々地力のある畑だが震災以降3年間耕作放棄地となった場所だ。 全ての養分はセイタカアワダチソウや葛などに吸収された後痩せてしまった。   長い年月が必要になるだろう。 でも私には短期間で出来る方法がイメージ出来ている。 有機物の堆積量と表土での生物分解。 そこに着目したい。 ただ、私の経験から不耕起だけが生物多様性を維持するとは思っていない。 耕起することで違う種の雑草が生えてくる姿を見ている。 そういう多様性もあるという事だ。 圃場は自然ではない。 人が管理して成り立つ二次的自然である。 そういう条件で生息できる多様性もあるという事。    

小屋に機能を集中

田んぼの小屋は環境の観察 畑の小屋は農業の機能を集中させる。 小屋があるだけでそこはただ生産する圃場だけでは無くなった。 考え、遊び 、実験し、生産するために効率的な場所になる。 小屋のある畑で発酵熱を応用した温床を試験している。 ビニールハウスは日中の熱効率より夜間の放熱に大きい欠点がある。 日中は暑すぎるし、夜間は温度を維持することが出来ない。 また一日の温度変化が大きすぎて苗などにダメージを与える原因にもなる。   私は地中の温度の安定に着目。 地面を掘り僅かに地表を上げ、天井のみ農ポリの苗床ハウスを作成。 +発酵熱を利用した温床を加えた。 今日予備発酵の準備をした。 イネ科雑草、落ち葉、もみ、米ぬか、畑の土、くず野菜、鶏糞を敷き混ぜ、水を加え発酵させる。 明日の朝から温度変化を記録。 今日の日中は無発酵で30℃をキープ。 ただのビニールハウスではすぐに50℃を超えるので管理が必要だが、地温が低いので丁度いい温度の様だ。 問題は冬の朝の苗床の温度。 放熱の表面積はビニールハウスより少ないが、それだけでは温度維持はさほど期待は出来ない。 二重の農ポリ仕様だが、夜間は断熱材や毛布が必要だろう。 後は発酵熱がどれだけ維持してくれるかのデータ集め。 本番のかぼちゃ苗床は2月20日辺りにしているのでそれまで試験を繰り返す。  

六粒のキュウリの種

胡瓜 きゅうり キュウリ どれがいいかな。 表記のイメージは大事だな。   近く先ほどのハウスに播種するために今晩から地這いキュウリの種を浸漬した。 適温は25度以上か、、ないな、、寒いでしょ。 エアコン入れるけどもったいない。 カボチャの様に一晩二晩湯船に水を張ったボールに種を入れて浮かべようか。 いやいや、たった六粒なんか、気付かずにお湯を抜いて流されるだろう。 今夜は上さん夜勤で居ないので母親だから余計に心配だ。   試験的にトンネルハウスに播種していたキュウリの種は発芽して大きな双葉になっている。 観察するとカボチャより元気がいい。 寒さに多少は強いのかもしれない。   今回は無加温二重ハウスだから無加温のトンネルハウスより暖かいだろう。 怖いのは高温障害かな。 エアダクトが必要。  もっと自然な温度管理ハウスを構想中。 日陰と日光の当たる圃場があるので両方にまたがる様にハウスを設置して適温の場所に播種しようかなというアイディアが浮かぶ。 まあ実行しないけど有かもしれない。   個人的にはハウスよりトンネル栽培の方が興味がある。 二重のトンネルは面倒なので、2月後半か3月を待とう。  六粒のキュウリの種がうまく発芽して実りますように。  

神田小菊かぼちゃ 越冬栽培の実験

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小麦の多品種混合栽培の配合比率

ニシノカオリ 300g  南部小麦 150g wheat ble trigo grao  FRANCHI   100g   強力粉のパン用小麦をイメージ    次回は背丈の違うファッロやスペルト、カムットを混植すれば病気に更に強くなるだろう。 しかしそれは来年以降に行う。  

冬支度

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冬は好きだけど寒いのは苦手という軟弱者が私。 なのでストーブを探していた。 でも壊れている。 デザインが好きでなかったので新しいストーブを探す。 本当はね、薪ストーブが暖かいのは知ってるのでそれにしたいけど、屋根を改修する事になるのでまた次回。   昔実験してたけど、燃焼カロリーの大小より遠赤外線の輻射熱を如何に効率よく出すかがポイントだという事が分かっている。 最小カロリーで最大の温かさを得る方法は暖炉の煙突構造を室内に取り入れる事だと分かった。 もう一つは水蒸気。 室内の湿度が高い方が暖かい。 まあ冷めるのも速いけど布団に入ればいい。   で、一番低燃費でお湯を沸かすのに効率がいいのがコロナの石油コンロ。   このままではストーブとしては全く温かくないが、これに煙突を付けると暖かい。 後は水蒸気ね。 多分今ある南部鉄瓶でいいけど煙突に工夫が必要。 まあ、この冬試して見よう。  

出穂

多年草栽培にこまるの出穂を確認 なんとも早い。 梅雨明けに出穂期を迎え8月中には稲刈りとなるだろう。 これが稲が考えた本来の成長なのか。 多年草栽培の不可思議さを感じる。

レモングラスを水田栽培

同じイネ科なら田んぼで出来るだろうと閃き、赤いレモングラスを畑から持ってきて株分けし植えて見る。 まあ実験です。 調べると近くの南阿蘇で2012年に行ってるようだが、結果もいいようだ。 後は香りが畑とは違うだろう。 弱いと思うが、作って見なければ分からない。 構想にある お茶のシリーズも少しずつ実践している。 コーヒーは全く発芽はなかったが、次は自宅の古いお茶の木の挿し木を大量に作る仕事が待っている。 お茶はレモングラスとチャノキでいいだろう。

新しい試み

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昨年から畑の圃場面積あたりの肥料の量を少なくする方法を考えていた。 基本的に多肥料で育つ品種を少ない肥料でするには無理がある。 必要なところは必要な量を与え、必要でない所は施肥をしないという方法で全体量を減らすしかないと結論付けヘアリーベッチを全面に撒いていた。 播種が4月1日を予定しているので今日漉き込み、来週に牛舎から出る堆肥を入れる予定の圃場だ。 ヘアリーベッチの緑肥を基準にして、その他化学肥料と堆肥の畑、市販のオーガニック肥料の畑という具合に実験をし、来年以降の参考にしたい。 この方法がうまくいけば肥料の量は指定の1/3以下となり余分な窒素とリン酸の流出を抑えることが出来る。 今見えている問題点は植物の根の成長に肥料が行き渡らない後半がどうなのかという事。 基本的には追肥を多用することになるだろが、その量を今後成長を見ながら考えていきたい。 本末転倒になるなら全く意味がない。