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2022年 写真家の考える米 

2021年はヒノヒカリ+にこまる+イセヒカリの組み合わせで多品種混合栽培を試みた。結果は隣接する同じ圃場で育てたがイモチを始め病気が一切なかった事であった。食味は良だが、ヒノヒカリとにこまるを足して二で割った感じで個人的には楽しくないと感じた。 多品種混合栽培は無農薬栽培を容易にする技術である事を確認したが、やはり美味しさを求めるのが私の務めだろう。   今年は香り米のヒエリを使う。 この品種は晩生なので同じ晩生の京都旭と混植して栽培を計画。京都旭がメインでヒエリは5%程にする。これは香り米を使う際の炊飯器で炊く割合に近い。果たしてあっさりとした京都旭と香り米のヒエリの組み合わせは私の舌を満足させるであろうか楽しみだ。

やっぱり強い 多品種混合

今年は 熊本県内では苗いもち病が猛威を振るっている。 私は早期に発芽したこぼれ種が、いもちにかかる様子を見て察知していたので、木酢液による消毒を繰り返し行い対応していた。 それでも私のヒノヒカリの単品種栽培の苗には少数のいもちが発生。 数としては苗箱50枚の内、総数20本程ではあった。 城南方面や慣行栽培の苗はいもち病が蔓延している。 苗床全面に感染している所もあるようだ。   無農薬栽培できっちとした管理を徹底するほうが農薬を使う慣行栽培以上に良い結果が出た。 これは、 農薬を撒けば大丈夫という姿勢ではなく、農薬を使わないからこそ常に気にかける対応の差 が出たと捉えて頂きたい。 さて同じ条件でのヒノヒカリ+にこまる+イセヒカリの多品種混合栽培の苗はどうか? 結果は全く感染の症状がない。 私のヒノヒカリ苗床とは隣接していて30cmしか離れていない。 多品種であることが何らかの作用で病気に強い抵抗性を示した実例となった。 今日は多品種混合の苗の田植えだ。 健やかに育ってほしい。

南部小麦を確保

多品種混合栽培の小麦もさすがにこの梅雨は乗り切れないと見込み、種を確保。 若狩りであるが茎はもう枯れているので乾燥させれば種にはなるだろう。 品種は南部小麦がもっとも病気になっていないし、風による倒伏にも強いようで選ぶ。 しかしこれは来年播種すると雑種第一代となる。 この南部小麦雑種第一代をベースに来年からの多品種混合栽培を考えていこう。  見たこともない南部小麦が生まれるだろうか。 無駄な一年になる事は回避できた。

2021年 米の多品種混合栽培実施計画

面積 23a  品種 ヒノヒカリ イセヒカリ 自家採種5年多年草栽培にこまる 量  3000g   500g   3000g          合計 6500g 浸漬 5月17日             

異変の対応

植物を見ていた。 3週間早い梅雨は通常なら麦はカビが発生し、かぼちゃは受粉しない。 どうしたらいいのか。 私は植物に任せる事がいいのではと思う。 麦は多品種混合栽培がどれだけ病気に強いのだろうか。 かぼちゃは本来なら小蔓の摘心作業があるが、そのまま何もしないで葉っぱが茂れば花の雨宿りになるかも。 漠然とそんなことを考えていた。 人間は何もしないで植物自らどういう対応をするのか、それに任せてみよう。

波乱

今年は天候が荒れ、難儀な年でもあるが結果は期待できそうだ。 作物の成長はそれなりに進む。 カボチャの目標値を下げたのだが、下げた目標値の7割は期待できる。 昨年は3割であった。   やつだ農園はやっと無農薬の意義とイニシアティブを獲得。  皆が無農薬無化学肥料でないと意味がないと思ってくれるようになった。 これが一番の収穫と言える。   私の最先端は私の田んぼだが、市民農園も相方s氏と組み理系ではなく文化面での面白さを追求出来そうだ。  もち米を使った餅麹でみさお大豆の味噌作りに発展するだろう。 波乱があるから面白い。 いい年にするぞ。

米の多品種混合デザイン

2021年計画 ヒノヒカリ6kg 自家採種5年目にこまる6kg(最終年は多年草栽培で得た種もみ) 自家採種1年目イセヒカリ500g 2022年計画 2021年の自家採種種もみ4 対 朝日1 2023年以降 前年の種もみを自家採種し、オリジナルの品種を育てる。   上記とは別の圃場で朝日とヒノヒカリは単品種で栽培し種子の品種を継続する。

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  ファッロの中のスペルト小麦(ファッロはイタリア語で殻付き小麦を総じて指す語で、FRANCHI社のファッロ種子にはエンマー小麦が一番多く含まれ、およそ4種類ほど混在しています。古代から受け継がれて来た多品種混合栽培と見ています。日本の米も明治始めまでは多くの品種が混じった状態で栽培され続けたという文献がありました。自家採種を繰り返すとそうなっていくのかもしれませんが、品種の多様性が今日まで種を継続できたとも言えるでしょう。一般的に単一品種の初期の形質を残すのは50年程だと言われています。) ファッロの中のエンマー小麦と虫 ファッロ全景(複数の品種が混じっているので背丈も出穂の時期も様々です。) 多品種混合栽培小麦 多品種混合栽培小麦の中の南部小麦

系統

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ヒノヒカリ                                                                     にこまる  

米の新しい試み

米の多品種混合栽培 今年の計画で米の多品種混合栽培を実践する。 小麦の多品種混合栽培はとても優秀で病気の気配がない。 多品種混合栽培は多収で病気に強いという抵抗力を持つ。   今年はヒノヒカリとにこまるの混合栽培を試みたい。 どちらも優良食味米。 にこまるはヒノヒカリよりあっさりとした味で多収で暑さに強い。 ヒノヒカリは味が良いが暑い夏に弱い。 にこまるはウンカに弱く、ヒノヒカリは多少強い。   私は米の単品種ブランド化に否定的な意見をもっている。 本来の在来種は多品種混合であった。   まずは実証。 次のステップへ。

小麦の多品種混合栽培の配合比率

ニシノカオリ 300g  南部小麦 150g wheat ble trigo grao  FRANCHI   100g   強力粉のパン用小麦をイメージ    次回は背丈の違うファッロやスペルト、カムットを混植すれば病気に更に強くなるだろう。 しかしそれは来年以降に行う。