第4章 てんぷらか鍋か。 326話

遅いよな、次男。
てんぷらか鍋にしたいけど、やっぱり熱々がうまいんよな。

生協で鶏むね肉を買う。
わざわざ生協で買う意味はないけどな。

かぼちゃもある。白菜もある。
人参も、椎茸も。
烏賊も、まだある。

どないしよかぁ。

はら減った。

待つのもしんどい。

うぅ……はらへった。

「不二子はん、腹減ったな」

「そうでもないでぇ」

「お茶でも淹れよか」

「おおきに。今な、よしろうはんのシャツのボタン付けてんねん」

「ほう。ありがとな」

「次男さん、朝から茶わん持って車に乗ってるで」

「あはは。それ今朝見たわ」

「かわいいでっしゃろ」

「なにがかわいい?」

「そうでっか。女にしかわからへんのかえ」

??

コメント

このブログの人気の投稿

第七章 あめめ 三八八話

冬季発表用 双構図(paired compositions)

第7章 撃沈黙 四一四話

第七章 可視化という学習法 三九〇話