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米の発芽と成長の呼吸について  直播基礎知識

シンカワ博士?そのうち。  米は発芽時に呼吸の為酸素が必要で好気呼吸を必要とします。水中で発芽も可能ですが嫌気呼吸というアルコール発酵で種子内のエネルギーを使って発芽します。しかしその後成長する為にはやはり酸素が必要で、酸素のない水中なら種子内のエネルギーと光合成をしてエネルギーを作る必要がありますが水中では光合成が十分ではないため健全な成長は難しくなります。  Grokはんに検証 より科学的に。 あなたの説明のポイントと補足 発芽時の呼吸と酸素の必要性 : 稲の発芽にはエネルギーが必要で、通常は 好気呼吸 (酸素を使った効率的なエネルギー生成)が主です。種子内の貯蔵デンプンを分解し、ATPを生成して胚の成長を支えます。 補足:好気呼吸は、1分子のグルコースから最大36~38分子のATPを生成する効率的なプロセスです。これに対し、嫌気呼吸(アルコール発酵)は2分子のATPしか生成できず、エネルギー供給が限定的です。 水中の発芽と嫌気呼吸 : 水中で酸素が不足する場合、稲は 嫌気呼吸 (アルコール発酵)を行い、種子内の貯蔵エネルギーを利用して発芽します。これは稲が水田環境に適応した特長で、水深数センチ程度の浅水では発芽率が80~90%程度になることが一般的です。 補足:「にこまる」のような品種もこの特性を持ち、初期生育の強さが水中発芽を助ける可能性があります。ただし、嫌気呼吸はエネルギー効率が低いため、発芽後の成長には限界があります。 成長に必要な酸素と光合成 : 発芽後の成長には、好気呼吸と光合成によるエネルギー供給が不可欠です。水中では酸素供給が不足し、葉が水面下にあると光合成が制限されるため、健全な成長が難しくなります。 補足:光合成には十分な光と二酸化炭素が必要ですが、水中では光の透過が減少し、酸素や二酸化炭素の拡散も遅いため、苗のエネルギー生成が不十分になります。特に深い水没(10cm以上)では、苗が水面に葉を出す前にエネルギー枯渇や徒長(弱い茎の過伸長)が起こりやすいです。 水中での健全な成長の難しさ : 水中では光合成が不十分で、根の発達も制限されるため、苗が大きく育つのは困難です。実際の水田では、発芽後に水深を調整(2~5cmの浅水)したり、落水して酸素供給を促したりすることで、健全な成長を支えます。 補足:「にこまる」の場合、初期生育が早いた...

甲佐にて

無農薬は達成するが収穫量での課題がある。 収量は反5俵程。7俵は狙いたいところだ。 実際7俵の無農薬無施肥の田んぼを私は作っている。 さてこの地はどうすれば良いか。

表紙 神丹穂

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神丹稲穂(かんにほ) 古代に赤い稲穂を神に捧げた事からついた品種名 日本での古代とは奈良と京都に都がおかれ、天皇と貴族を中心とした政治が行われた頃が全盛期で日本史では3~8世紀までをいう。(個人的見解) 古くは   天平 時代 ( 729年ー749年 奈良時代。天皇は聖武天皇 )、京都府北部の丹後地域にて栽培されていた。 奈良県の平城京から発掘された木筒にも記載されてるとサイトにあった。   現在栽培しているが、世界で一番赤い稲穂を持ち米は黒米になると聞くが収穫は晩稲なのでもうすこし先、楽しみだ。 黒米ならポリフェノールが多く、抗がん作用が強い! これはいいな。 赤米は赤飯のルーツ。 黒米はおはぎに使われていた。  

Michael Schenker - Rock Bottom - Augsburg 2012

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  ciao! 待ちに待った台風。 水不足の甲佐圃場にとっては待望の雨だ。 乾ききった水田、葉を丸める稲。 それでも稲は枯れることはない。   さて、私の水田は大丈夫だろうか。 仮に強風で倒伏したとしても、それはそれでいい試練だ。  だからなんだ。 やめるものか。 Rock Bottom どん底! 最高じゃない。上しかない!

はーい。こんばんわ!

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バイクに乗ってロケハンしている。 ただの暴走族?っぽいけどw 2st YB50!もう現存しないバイク!   さて、西原村の秘境であり米が旨いから江戸時代から寿司屋が買い付けに来たという灰床 地区に行った。 いつものように荒廃した棚田。 いつまでこの光景を私は見るのだろうか。 ある光景が私の心を捉えた。 明日にフィルムカメラを持って撮るとするか。  

2024/08/12 4:38:38jst

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  今年も稲の育ちを記録する。 昼間には見えない形が夜や早朝には浮かび上がる。

2019/08/31

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カブトムシのメスが朝露の稲穂にしがみついていた2019年の夏。 今年もすでにノコギリクワガタを田んぼで発見。 果て? 映像で記憶する私はこれが長い間疑問であった珍景。 カブトムシも暑いのだろうかとしか?漸くこれが意味する事をわからなかった。   そして今日いろいろな謎が解けひとつの仮説を考える。 それは稲作のウンカ対策に応用できそうだ。   

田植え終わる

本来はこの地区では6月までに植えなければならないが、7月を過ぎて終える。 オーバーワークではなく天候による遅れ。 同じと思うだろうが、その1週間や3日、4日の差で違う。 初心者の頃その事は身にしみて感じた。 出穂までの積算温度ではなく、稲の生理的な現象で8月のお盆過ぎ頃には栄養成長を終え、生殖成長である出穂が早く植えても遅く植えてもほぼ同時期に始まる。それまでの分蘖数は早く植えた方が多い。遅れて植えた苗は分蘖数が少なくなる。よって収穫量は稲穂の数が少なく、稲穂の全長も短くなり収穫量は劇的に減る。

雨と田植え

強い雨で田植えができない。 田んぼに水が多すぎると苗が浮いてしまう。 明日まで待つしかない。  今週には終わるだろう。

日照子

ヒデリコが乾田直播の田んぼに一部大発生。 除草作業をしながら思う。 雑草があって当たり前だと。  ただ、そういう訳にはいかないのよ。

今日は田植え

市民農園の田植えを今日行う。   皆は雨が気がかりというが、雨が幸いなのが田植え。  水が豊富だからそういうのだろうが、水のない田んぼが多い甲佐や他の地域では恵みの雨と思うもの。 栽培期間に水を十分に入れられる田んぼはそうはない。稲作において世界的に見たら殆どが水を調達できない地域が多い。   市民農園のメインはモチ米のマンゲツモチ。 後は各自の田んぼに田植え。 私達は赤米の神丹穂を手植えする。 昼食用にメンマを下拵えする夜。

表紙 稲と私

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  生まれて来た時からこの田んぼを見ている。 ただそれだけだが、これから先も続いて欲しいと願うばかりだ。 2019年

農繁期に突入

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私にとって農繁期とは写真と違って、直接に。そして確実に環境を良くするための日々。 忙しい季節になりました。これから六月までは最初の農繁期。夏は暑い草刈りの日々。そして少し中休みの八月。収穫の秋は最後の農繁期。 でも米作はいい。 一年間で半年頑張れば生活さえできる。 だから他の作物を作るよりも稲作圃場を拡大したい。 私は直接的に水中生物に作用する水田の農薬や化成肥料を廃止して生物たちが住める環境を増やしたい。 私一人では環境がすべて改善することは物理的に無理だが、皆んなに伝えていけば少しは良くなる希望を抱いて動いている。 2019

梅雨のようだ

こんなに雨が降るなんて、、 そろそろ田んぼの耕起をしなければいけないがこの雨ではできない。 それに土が乾かないといけないので長期間の晴れが必要。 田植えをしない私のやり方は播種前に土を細く砕き、平面性を上げる事が大きなポイント。 五月でも間に合うが、気候が読めないので早めに整えたいのだが。

当面は管理の仕事

気候変動に対応するために植物自身の力に任せて早めに種を蒔いて見た。 発芽温度だけを考え、適正時に播種。 米、大豆、小豆、トマト、バジル、とうもろこし、かぼちゃ。 私の推測ではおそらくこれまでと同じような播種時期では適正ではない事が多くなると考えている。植物が感じた発芽時期を見て見たい。 私にとって大切なのは稲作だが、その稲作が気候変動に一番影響があると思われる。 この地域の通例では6月に田植えなので播種は5月であった。 私は気温が発芽温度に達する3月から播種して実験期間を長く取りデータを集めたい。 おそらく今日あたりから発芽が始まるだろう。 当面は色々な圃場へ行って観察し発見する事が仕事になる。

大麦の出穂始まる

例年以上に早く大麦の出穂が始まった。5割以上が出穂する出穂期が1週間後として計算すると収穫日は4月24日前後になる。一月程早い収穫だ。 何がどうなるのか?温暖化の影響はこれまでのような感覚では作付け適期がわからなくなる。 特に米をいつ浸種するのかの見極めは非常に難しいと考えている。 早すぎればウンカの影響を受けるし、遅すぎても収穫量が減る。 一度過去の気温のデータを洗い直して考えよう。

まるで春

ひと月早い気温。 梅は一月に咲いて既に散りかけている。 米やその他の野菜など、播種時期を考え直したが良さそうだ。 昨年ウンカ被害のあった米。 今思えば温暖化の加速が影響していると考えられる。 例年より少し遅めの播種日であったがもっと遅めにするべきだろうか。 あまりに遅いと極端に収量が減るのでこれは小さな田んぼで試すしかない。

市民農園 春の作付け品目など

もちきび・大豆・小豆・黒もちとうもろこし・スイートバジル・サンマルツァーノトマトを予定。 トマトとバジルは個人的に食べたいからだが、乾燥した穀類や豆類は今年の経過をみて来季に商品としても考えている。   今年畑で期待している実験は菌根菌を使った水稲品種を畑で植える技術を学ぶ事と実践。 2月16日から18日にグランメッセにてイセキのイベントの中でマイコス菌(商品名で菌根菌の一種)を使った方法で水を使わない稲作を学ぶことが出来るようなので参加したい。 基本的に除草剤ありきの技術であるが、私は無農薬で可能にする事が目標。

にじのきらめき 今年も賞を獲得

昨年に続き甲佐町にてやつだ農園が作った米が最優秀賞を頂く。 昨年はツヤキラリで今年はにじのきらめきであった。 なぜなのか?と皆は不思議がるが私はやっぱりねと笑っている。   米が美味しくなる条件は2つある。 一つは施肥を可能な限り少なくする事。 施肥が少ないと何故美味しくなるかだが、窒素が多いと米にタンパク質が多くなり食味を損なうからだ。タンパク質が5%以下のお米は美味しく、炊きあがりがツヤツヤしている。   二つ目は農薬を使用していない事。 理由は除草剤にしろ殺菌剤にしろ稲は枯れはしないが稲も弱るからだ。農薬散布で成長が一時的に止まるようでその間光合成や根からの養分吸収も遅れる。また農薬は土に残留しているので植物にとっていい環境とはいえない。更に植物体内にも吸収されているのは食の安全もそうだが稲にとっても負担であろう。  健康な米は皆美味しい。 甲佐と言えば米所でもある。そんな百戦錬磨のプロの米農家よりも私たちの米が評価されたことは嬉しい限りだ。

産業化2

私の圃場と甲佐圃場を合わせれば私は楽に暮らせる。 総面積は約5町。 産業化に当たって大切なことはその仕事をすれば不自由なく暮らせる事を自ら実証することが大切ではないかと思い始める。   稲作は収入が低いというのが農家の考えだが聞けば4から5反と面積が少ない。米の利益が感じられるのは1町を越してからで本来は3町から5町は必要だ。 野菜は反収は高いが安定せず、実働時間が稲作と比べたらとてつもなく長い。この村の唐芋生産を例にすれば1世帯当たりの面積は2町が平均だが生産、貯蔵、出荷とほぼ1年中働く必要がある。 稲作は5町でも小さなトラクターと1人で管理が可能で、年6ヶ月を要するが、実働時間は極めて短い。全国では1世帯10町以上の圃場も数多くある。   1947年の農地改革で小作制度がなくなったが1世帯の田んぼの面積は小さくなってしまった。 現在農家は田を諦めている。其のため耕作放棄地ができ、法人化した大規模農家が現れた。 正に中世時代の荘園と同じ構造が生まれている。 大規模農家が全て有機栽培や環境に負荷のない栽培法をすればいいが実際はそういう企業は多いとは言えない。   さて日本の稲作農業の現状はそうだが、簡単にいうと農家が手放したがっている田んぼが多いので幾らでも圃場面積を広げやすいという事だ。 私も甲佐圃場を100町へ向け大規模化しているが、私自身の圃場も大きくしたい。 手始めに私有地の畑9反に稲を栽培する方法を来年から始める。 自然界にある菌根菌をまぶした種子を播種すると水がない畑でもよく育つそうだ。 そうすると今の面積の2倍以上になる。 目標は3町で十分だ。残り1町もこの地以外で考えている。   稲作でも暮らせると実証し広めて行くことが日本の産業にとって大切ではないか。 主食であり、そもそも農家が居なくなるという世界は環境問題の中でも最も危険な環境崩壊に繋がる。 今の日本の農家は皆、美味しいものを作ろうと日々考え誠実に働いている。  環境の処問題も大切だが農業に携わる労働者がいなくなる世界は末恐ろしい事であることも考えよう。