第5章 帰宅 341話

シチリア島からコペンハーゲンへ行き、そして帰ってきた。

「ただいまやで。不二子はん」

「えらいこっちゃなぁ。もうお帰りか?
日帰りでしたな。どこ行きはったん?」

「エトナ山から海を眺めて、カンノーリ頬張って、
コペンハーゲンのNOMAでランチ食べて帰ってきたで(笑)」

「……時間、合わへんやろ(笑)」

「東京行ってたんや(笑)」

「東京な。なんか変わってたか?」

「いつも変わり続けとるから、ようわからん」

「すっきりしたか?」

「どうもない。大丈夫やで」

「帰ってくれはって、不二子も安心したどすえ」

「今日は次男はんの希望で焼肉どすさかい。
ひと風呂浴びたらよろし。もうええ湯加減どす」

「そうか。そうする」

お先にな。
どぶん。

コメント

このブログの人気の投稿

Sade - Nothing Can Come Between Us - Official - 1988

第8章 花盛り 458話

土地が働く設計思想へシフト

ただの“通過点のノイズ”