第11章 野崎島へ 552話
ふたりして北へ向かう。
アルマーは何処。
よしろうはんの気持ちは決まっていた。
不二子の想いも定まっていた。
長崎の大村湾に教会があり、アルマーらしき幼子を知っているという。
列車に乗り長崎へ。
白い教会が建っていた。
神父に会い情報を聞く。
おそらく五島列島の小値賀島あたりだという。
船に乗り、 小値賀島へたどり着いた。
地元の漁師に聞いた。
「この地の教会はどこでしゃろか?」
「あれや」
漁師が指さした先は隣りの島やった。
「野崎島に教会はある」
そう漁師が言った。
「連れて行こうか」
漁師が言う。
へー
「お願いいたします」
漁師の船に乗り野崎島へ向かう二人。
ここは無人島になった島という。
青すぎる紺碧の海に白波がざわめいていた。
