第12章 梅雨のと或る日 584話
なぁ。不二子はん。
へー
一緒に散歩しないか。
へー
ええ塩梅でうちもそう思てましたさかい。
川端を歩く二人。
なにやらよしろうはんに悩み事でもある様だ。
へー
それは案さんの思い過ごしやさかい。
そうかのう。
なにやら込み入った話の様で。話し合うふたりが歩いている。
燕が田んぼを飛んでいる。
梅雨の晴れ間に急いで巣を作っているのだろうか。
それでさ。
どう思う?
へー
うちにはわからへん。
そうか。
そうだよな。
早いものでもうすぐ家路に着こうとする二人。
なにやら笑顔で帰って来る。
ご機嫌なようだ。
あー。よかったで。不二子はんと散歩出来て。
へー
うちも楽しかったで。
なんか作りましょうかね。