第11章 マリアの回答 555話
帰郷した不二子はんとよしろうはんは家にも戻らず、そのままマリアに会った。
状況を話すとマリアは深い安堵のため息をついた。
「良かったです。元気で。養子の件は私には決める資格はもうございません。あなた方なら安心です。よろしくお願いいたします」
その日の夕暮れ時に家へ帰った。
不二子はんたちも疲れたようであったが、なにやらにこにこしてはる。
「不二子はん。よかったな」
へー
「うちも嬉しいで。もうひと月もすればここに女の子が居る」
そうやな
「なんども言うけど、女の子が欲しかってん」
へー
「よう知ってます。なんども聞かされましたさかい、肩の荷が降りました」
そう?
「冗談どす。あの子の目を見て決めました。美しい青い目」
そやな。
ふたりはそのまま寝入ってしまった。