第11章 四年後 556話
アルマーもすっかり大きく育ち、不二子とお散歩している。
女の子は小さいうちからよく喋る。
よしろうはんは毎日男の子との違いに驚いたり感心したり。
「不二子はん、なんで女の子はこんなようけ喋るんか?」
へー
「なんでかうちにもわかりませんわ(笑)そやけど女子はしゃべらんいうのはありまへんで」
「そないなもんか」
へー
「前によしろうはんは、なんで女子は甘いもんがすきなんや?聞きはったやろ」
うん
「女子は思うで。なんで甘いのが嫌いなん?わからへん。それと同じどすえ」
ほう
「ま、ええこっちゃ。賑やかで。息子ら帰ってきても黙っとる。兄弟かてそうや。なんも話もせん。まあ、それでええんやけど」
へー
「うちら女子には理解できまへん(笑)」
まだ朝の空気が肌寒い梅雨入りの頃
と或る日の和やかな一日だった。