第12章 ソプラノリコーダー 564話
アルマーが小学生で使っていた縦笛。
白いソプラノリコーダー。
「おとうさん。私のリコーダー知らない?」
知らないな。不二子はん?
へー
「今朝アルマーの机の上にありましたで」
「それがないんです。お母さま」
へーはて。
「探してないなら買ってきなさい。近くのお店にあるから。そこで買ったんや」
アルマーは少し悲しそうだった。
「よしろうはん、そないなもんやない。アルマーのお気に入りで思い出があるんやろ」
そうか
「そやな、一緒に探そう」
お蔭で、よしろうはんの家はてんやわんや。
結局探しても出てこなかった。
3人はもうないで。。と諦めた。
「なあ、腹減ったで。そばでも食いにいかんか?」
へー
「そうしましょ。アルマーまたうちが探すさかい、お昼ご飯食べましょ」
はい。
そう言って三人は近くの蕎麦屋へ歩いて向かう。
その時リコーダーはアルマーの机の上に再生した。