第3章 還る 273話

宙に浮いた意識。

不二子は無言のまま自分を見つめていた。

「そうや。心に決めた誓いがあったわ」 

「よしろうはんと添い遂げる」 

「そうやったわ」 

「それだけは看取らんと、うちが許されへん」 

夕暮れ前の午後3時32分

食卓の不二子の写真の肖像がゆっくりと現れ始めた。 

コメント

このブログの人気の投稿

Playlist,,Deep House,Music Played in Louis Vuitton Stores

第二巻 第六章 二〇二六年の不二子の肖像写真 三七五話

第5章 お金の貯め方 349話

第5章 妖艶な女性現る 352話

paired compositions