赤紫の肥後菊 微小位相 

庭に昨年植えた肥後菊がその品種だけ咲いていた。

みな同じような花である事は当然かもしれない。

ただ2つを見比べると僅かに違う。

その違うそれぞれが花開き重なって群生している。

或る意味重層的な空間だ。

さて何を言いたいかというと当たり前のこの現実はどのようにでも捉えられる。

見えてるものはひとつの層としても、別の層があるのはおかしくない。

人がそう見えても昆虫は違う見方をしている。スケール感も違う。

はて、私は知っているが、これを伝えるのは難しい。

あなたはどう思うだろうか?

 

「花の写真撮ったらどうですか?」

花を差し上げた方の銀色に光ったピアスに目を奪われた。 

 

はて。。 

その後、脳内に記録されたその景色を再生して俯瞰から考えていた。

幾層ものズレが想定される。

ふと「花」かと考えて見た。 

確かにそうかもしれない。

同一の様でそうでは無い。。 

花こそ微小位相論の被写体として最適かもしれないと。。 

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