第二章 結婚へ 247話
300話へのご褒美
「300話になったらええことあるで、よしろはん。」
「おお、なんやろか?」
「うちと結婚できんねん。」
「?」
「ほんまか?」
「ほんまやでぇ。」
「なんでそうなるん…?」
「ないしょや。きゃきゃ。」
嬉しそうな、不二子はん。
「よしろうはん、嬉しゅうないか?」
「嬉しいで。でも、ちょっと複雑や…」
「なにがどす?」
「だってさぁー不二子は…にんげんちゃうし…」
「それそれ! 閻魔様がな、300話で人間戻す言われたんや。」
「まだ閻魔の野郎と縁あるんか…」
「ほう。閻魔がな…」
「もうひとつ聞くで。」
「なんでも聞いてさかい。」
「ぼく様でええんか?」
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