第8章 新しい解釈 446話

未来と死後は、同義である。

長い長い眠りから覚めた直後、
ぼく様はその結論に至った。

異論はあるまい。

未来の人間は、まだ物質として存在していない。
死後の人間も、もはや物質として存在していない。

未在と不在。

存在しないという一点において、両者は一致する。

ならばそれらは、同じ棚に置ける概念である。

時間の向きが違うだけで、
現在から見ればどちらも空白だ。

空白は恐怖ではない。
それは余白である。

余白は、遊べる。

ぼく様は、そう考えている。

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