第8章 あめのあさ 453話

箱根の湯から帰宅した不二子。
また一段と綺麗になった。

人が老けるのは仕方ない。
しかし、身体や心が老けるかどうかは、その人の思い込みの積み重ねで決まる。

「60歳だから何々だ」という決めつけは、老いを加速させる。

ぼく様は、40代と変わらない身体能力と、
40代では到底及ばない思考能力を保っている。

自己メンテの大切さは言うまでもない。

ぼく様は、90歳でも元気な方とよくお話しする。
これはとても大切な観測だ。

彼らはこう言う。

もう今は、先のことを考えないようにしている。
その方が気楽でいい。

言い当てて妙。

ストレスを減らす。
希望を持つ。
まだ夢を抱く。
恋愛さえできる。

そのような心の在り方こそが健康なのだ。

寿命もまた、老いと同じく、受け入れるだけでよい。

不二子はんが131歳にして美貌なのも、
そうして出来た結果なのだろう。

「よしろうはん。あら、うれしい。
でも今日は、なんも出しまへんで(笑)」

そのかわり、はい。

箱根の湯名物、ちもとの御菓子――
湯もちをどうぞ。

「ふわっとおいしいで。
うちみたいやろ(笑)」

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