第7章 魔界へ 四二六話
「あ、そやった!」
不二子が叫ぶ。
「うちは閻魔様に会えるんやった。よしろうはんどこにいるか聞けるえ」
閻魔様と懇願する不二子。
「どないした、不二子」
「嗚呼、閻魔様、よしろうはんがずっと居ないどすえ」
閻魔が指さす。
「そこに居る」
うぇ?どこ。。
「見えなくなったか不二子」
へー
「じゃ、見えるようにしてやろう。
しかし、よしろうは嫌いやからあいつは見えんままや」
へー
「要件は以上か、又会おう不二子」
ありがとうごぜーます。
「よしろはん!」
不二子は叫ぶが反応しない。
ほんまによしろはんか?
そや!
不二子が閃いた。
ひゅーん
「ん?なんで帽子が飛んでいく、風もないのに」
よしろうはんは帽子を追いかけた。
あ!やっぱりよしろうはんや(笑)
「けったいな風やな。帽子返せ」
やっぱりつるっぱげや(笑)
「おーいつるぱげのよしろうはん!不二子はここやでぇ!」
帽子は川の中へ
「あーあ。大事なイタリア製の帽子やったのに。。」
お腹を押さえて右手で口を塞ぎ笑い転げる不二子はん。
こっそり帽子は拾って干していた。
「せやけど、こまったで、よしろうはんには、うちが見えへんのか。。」
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