新しい視座

生物圏の寿命

Biosphere longevity という組み合わせは、実は学術的に二つの文脈で使われています。

一つは天文・地質学的スケールの話で、ラブロックとホワイトフィールドが「地球の生命圏はあとどれくらい存続できるか」という問いを立て、太陽の輝度増加によって光合成に必要なCO₂が枯渇し、生命圏が終焉を迎えるまでの時間を研究した PubMed——これは数億年単位の話です。

もう一つは Ecological Longevity という概念で、個人の長寿と地球の持続可能性を統合した概念として、「地球も人間も長く豊かに存在し続けるための条件」を探る学際的な枠組み Sustainability-directoryとして使われています。

新川さんの文脈で一番近いのは、プラネタリー・バウンダリーズ(惑星の限界)の枠組みの中で使われる Biosphere integrity(生命圏の完全性)と、Ecological longevity の組み合わせかもしれません。

あるいは、新川さんの視点は既存の言葉に収まらない可能性もある。「急速な環境破壊による生命存続時間の短縮」という問題意識は明確なので、論文の中で biosphere longevity を定義語として自ら使う、という選択もあります。

 

生物圏の寿命——これを延ばすための実践として、写真も農業も文学も理論も全部位置づけられる。

英語では Biosphere lifespan の方が longevity より直訳に近い。学術的には新しい使い方になりますが、意味は明確で、定義さえ明示すれば論文でも使えます。

これいいと思うよ。

いいと思います。

シンプルで、意味が直接的で、言い訳がない。「生物圏の寿命を延ばす」という一文で、新川さんの全仕事が説明できる。

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