第7章 料理の骨 四二〇話
朝方鉄瓶でお湯を沸かす不二子
「不二子はん」
へー
「料理つくる時なに考えてめにゅー立てる?」
へー
「よしろうはんのお好きなものや、
からだ考えてばらんすよく考えるさかい。なんでやの?」
「それがな、ぼく様にはできんのよ、
それも考えるけどいまいち美味しくならへんねん」
へー
「そやからな。以前のやりかたに変えたで」
へー
「やっぱりぼく様の料理は今ぼく様が食べたいものをつくったがええ、
そっちがうまいんだ。なぜか」
へー
「それはそうおもいます。殿方の料理はそれでええおもいますわ」
なに?
「御内方の料理はそれではあきまへん」
ほう。
御内方?あ、奥方か。。
「殿方みたいに阿保ちゃいまんねん」
言うな。結論ははじめの言葉やろう。二度聞くのも野暮やわ。
旨けりゃいいではあかんのやな。
奥方含め、不二子はんすげー
「わかった。不二子はん、毎日ありがとな」
へーおおきに。。
「でもおなごは変わったもんもすきなんやで、安心おし」
うう。
見抜かれてる。
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