第7章 鏡に映った不二子 四三五話

そういう事か。

よしろうは不二子の見えない現象を突き止めた。

不二子は物体として存在している。

お茶の湯気が頬のかたちをなぞった。

泉水の反射光が透過しなかった。

反射光の背後には不二子の影が映った。

物をもつことが出来る。

声が聞こえる。

よしろうは反射的に想像し閃いた。

もしかもすると、

「左右逆像の鏡には映るかもしれない。。」 

不二子を呼び止め、鏡の前に座らせた。

よしろうが目を開ける。

あ!

鏡の中に不二子が笑顔で座っていた。 

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