第7章 逆位相の不二子 四三六話
「お久しぶりや。よしろうはん」
おう。不二子はんだ。見えるわ。
暫し沈黙
「よう見えるか?よしろうはん。うちの姿」
「見えるで。不二子」
「触ってええか?」
うふふ
「ええで。もちろんやさかい」
不二子の髪の毛に触れる。
片に両手を添えて、うなじ、耳。頬、目、鼻、唇。。
「よしろうはん。。」
「なんや?」
「ちょっとエロいで(笑)」
え?
この展開まずいで。。
「あ、そうかそうか。不二子に触ったで」
どなんしよか?
不二子はここに居る。
なぜ見えないんや。
鏡の中ではなぜ見えるんや?