立ち姿

見返り美人を思い出すが、稲の立ち姿も品種によって違う。
私はヒノヒカリの立ち姿がいつも美しいなと思っている。
止葉が長くて背の高いにこまるは、稲穂が熟れてもまだ青い茎葉が残る。
ヒノヒカリは止葉が低く、稲穂が揃って見え、全体が同じ色でうす緑から黄色く枯れていく。
いかにも頼りないコシヒカリのような茎ではなく、太くはないがそれでも背筋を伸ばす。
遠目に見ても美しく、金糸雀色の平坦な景色が日本的。
それが当たり前の様に思っていたが、にこまるの力強い圃場と比べると再認識してしまう。
父の田んぼはこうであった。

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