基本を知る

考え方の順序は
  • 今の圃場の地力がどのようなものかを知ることから。
  • 次に無施肥で作物を作ったらどうなるか。
  • 肥料を入れる前に地力窒素を最大限活かす工夫をする。
  • どうしても必要な成分があったらそれを補う有機肥料を追加。

最初に肥料ありきではない。
肥料を入れればいいと言う考え方では病害虫の発生や植物の生理障害、窒素過多による食味の低下や安全性の低下に繋がり、農薬の使用が不可欠となる。
肥料は最低必要量で抑える。

幾人かのプロの農家は秋のひこばえで判断する。
ひこばえの出る田んぼは窒素が多すぎるという。
私は懐疑的だが一理はある。

写真の最初の上達は足し算引き算で始まるが、多くは引き算だ。
必要ないものを消去する。
すると見えるものが画像に浮かぶ。

農に関しても同じことが言える。
焼畑、輪作、家畜糞、人糞、 化学肥料へと肥料の歴史は変わる。
その歴史を知らない我々現代人は何も足さない自分の圃場で作物が育つかを知ると学ぶことが多い。
全ての面積で実施する必要はなく、圃場の一角を使えばいい。

私は今体験を通して、農の基本を探すために古代へと歴史を遡り農がどのように発展してきたのかを調べだしている。
色々な歴史を積んだ農の技術は多く、当たり前にやっている事が何のためにやっているのかを知らないままに慣習でやることが多い。
私はひとつひとつの意味を知りたい。

写真では全部を撮りたいと常に考え。
農では全てを知りたいと常に考える。

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