乾田馬耕から学ぶ

明治期の画期的な農法
それまでの田んぼは湿田が多く、場所によっては稲刈りの時まで水が入っていたという。
秋の収穫後に田んぼを乾かし春に馬で耕し肥料を入れる。
そのことによって収量が倍近くになったと記してある。
麦の裏作も可能。

以上は馬がトラクターに変わっただけで、今でも見る農の風景だ。
冬季湛水はこの逆とも言える。
一度土を乾かす乾土効果は乾くことにより藁などの有機物が微生物によって分解される速度が早まるという。
水中の嫌気性細菌でも分解するが、好気性細菌の方が分解速度が速いのだろうか。
現代の冬期湛水は一般的には2回乾かす。
秋と春に乾かし春に肥料を入れる方が多い。
昨年私は稲刈り終了と同時に水を入れ、そのまま代掻き、田植をした。
なので春のシアノバクテリアの繁殖は相当であった。

いろいろと複雑に見えるが、今後この件を紐解いてみたい。
どちらの方法も田んぼに肥料成分を増やすことを焦点にあてている。
なおかつ、大切なことはそれが一度きりではなく、繰り返しても環境が安定していることだろう。

私のぼんやりとした直感だが、秋と冬は乾田化し、なるべく速いうちに耕す。
春に水を入れ春期湛水とし、シアノバクテリアが繁殖する暖かい時期を過ぎ 、代掻きまで水を溜め、田植をするというのが肥料値は最大になる気がする。
1月にはアカガエルが産卵するので12月一杯は乾田としてみようか。
あんまり肥料があっても困るが。。

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