常識の真逆にある真実

陸稲糯の密植栽培を思いつき、アイディアの裏付けを調べていた。
農研機構の北海道農業研究成果情報を読む。
http://www.naro.affrc.go.jp/org/harc/seika/h20/09.06/003/main.htm
水稲の成苗・密植栽培により、N1kg/10aの減肥条件でも、減収を伴わず産米の低タンパク・高整粒率化が可能である。株間密植が実用可能で、歯車の交換で株間を10cmにして実施する。

面白い。
写真において常識の真逆に実にユニークな被写体があることを私は知っている。
私の初期の農に対する見解はどんな方法でも作物は出来ることは出来るであったが、今後は意味を見出し、方向性を作り、目的を設定し、作付けし、結果を出し、問題点を見つけ、情報を集め、改良する、という作業が必要になる。

密植栽培だから風通りが悪く病気になり易いというのも案外そうでもない。
稲は必要なスペースがあったら必要な分だけ分蘖する。
密植では多くは分蘖しない。

本当に風通しを良くするなら、今年私が実施した、8m間隔で1mの何も植えないスペースを作る方が一番いい。
この方法は台風倒伏のドミノ倒し防止にも有効であった。

私の今の考えは、本来稲は密植状態の群落で育ち、多年草である植物という大きなイメージを描いている。

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