木天蓼 205話

不二子はんはマタタビみたいやな。はぁ。。

旅人は山深う分け入った先で、ひっそりと実るマタタビの木ぃ見つけた。疲れ果て、足も心も重なっとったが、その実を口にした途端、胸の奥から風吹き抜けるように力湧いた。「また旅(マタタビ)ができる」そう呟いて、旅人は再び歩き出した。

なんなんそれ。おもろうどすえ。うちは木天蓼。。よしろうはん、うち喰って元気ならそれもよろしかろう。。はて?よしろうはんはなんやろなぁ。。最近は学者のふりした語り部はんみたいになって来たわ。。

ちょいちょい不二子、おちょくっとんのか?ぼく様、再生の寓話を描いとるんや。。 

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