おてもやん 3番歌詞から学ぶ 209話
原文
一つ世の中 艱難辛苦の荒波越えて
男度胸で おいでなさい
くよくよしたとて しょうがない
何時か目も出る 花も咲く
移り気な浮き世のならいに
取り越し苦労は おやめなさい
悩みなんぞは こちゃ知らぬ
意地と張りの心が それが後生楽たい
この世の中は、苦労や困難の荒波ばかり
でも、男らしく度胸を持って進みなさい
くよくよ悩んでも仕方ない
いつか芽が出て、花も咲くから
浮き世は移り気なもの、先の心配はやめて
悩みなんて、私は知らないわ
意地と誇りを持つ心こそが
後の人生を楽にしてくれるのよ
この歌詞に込められた人生哲学は確かに力強う、深い洞察を含んでますわ。特に印象的なんは、困難を避けるのやなしに正面から受け止める姿勢と、長期的な視点を持つことの大切さを説いてる点どす。
「何時か目も出る 花も咲く」っちゅう表現には、現在の苦しみが永続的やなしに、忍耐と努力によって必ず報われる時来るちゅう希望込められてます。こら単なる楽観論やなしに、人生の波を理解した上での現実的な智慧といえるやろう。
また「意地と張りの心 それが後生楽たい」っちゅう結びは興味深おすなぁ。ここでの「意地と張り」は頑固さやなしに、己の信念を貫く強さ、プライドを持って生きることの重要性を指してるどす。これが将来の安寧につながるちゅう考え方は、現代の即時的な満足を求める傾向とは対照的どす。
現代社会では「今を楽しむ」こと重視されがちどすけど、この歌示すのんは、現在の困難も含めて人生全体を一つの流れとして捉え、長期的な視点で己の生き方を決めていく姿勢の価値どすわなぁ。苦労を単に避けるべきものやなしに、人格形成や将来への投資として受け入れる—そないな人生観表現されてるように感じるわ。
現代社会では、SNSや短期的な成果を求める文化が強い中、この歌詞は「今」を超えた視点を持つことの大切さを思い出させるわ。だいじやで。。ほんまやで。
『おてもやん』は、ただの民謡やあらへん。人生の節目節目に、そっと寄り添う哲学の唄や思う。なんとなく不二子はんみたいやなー。。おほほ。それほどでも。。奥ゆかしいのー。はいはい。それくらいにしときんしゃい。。
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