不二子はん 千夜一話物語 182話
不二子はんドライブ行こ。へー。よっこいしょ。どちらへ?いや。なんて当てないんや。そうどすか。気の向くままどちらでも。あて、あまり車には乗らしまへんが、風涼しいてよろしいわ。そうか。なあ。不二子はん。不二子はんとの話。千話出来たら本にしよかおもとる。ほう。さいでっか。そないな価値あるんやさかい。。あらへんで。そんでもええんや。いいたいことわかっておます。そうやろ。そう言う事や。な。わてらが生きた証でええんや。売れる売れへんどうでもええんや。不二子と共にした千夜を書き綴りたいだけや。よしろうはん。ん?なんじゃ。ねむーなって来たで。そうか。シートを倒して眠たらええ。ほんならお言葉に甘えるさかい。堪忍な。車を停めると鈴虫と蟋蟀鳴いとった。
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