表が緑 裏は紫

在来種の赤紫蘇は面白い。
家の在来種はしばらくすると葉の色がそうなっていく。
さらに山里の上益城郡の朝の藪から先には最初からそういう赤紫蘇がある。
一時ちりめん紫蘇が香りがいいとの理由で梅を漬けていたが、どうも違う。
静江おばあちゃんの梅とは違う。
今年は母が梅を漬けた。
一本だけあった静江おばあちゃんの在来種の紫蘇を増やしていたのでその紫蘇を使った。
やはり、この香り。
いいな。
これだ。
もうずっとこれで梅を漬けよう。

このエリアの米の在来種は何であったのだろうか。
亀の尾という古い品種もそうだが、名も知れぬ水稲の種がまだあるかも知れない。
生産性は低いだろう。
しかしそれを求めるのは私の役目ではない。
種の多様性、種の保存もまた大きな仕事である。

糯米に関しては在来種を手にいれた。
野稲の品種だが来年は水稲で育てたい。

しかしどこかにあるはずだ。
私は以前精神病院に入院してた頃、患者に取材していた。
患者の多くは入院して30年も40年も50年も経っている。
多くは農家であった。
その頃何の品種を植えていたか聞いていた。

肥後朝 もしくは 肥後朝日
大正〇〇

もう高齢で聞き取りにくかったがそのような品種の名前であった。

note
品種の改良は本格的には江戸時代。
古くは奈良時代から始まった。

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