エンドファイト

内生菌
化学肥料や農薬が生物多様性環境を破壊することに対して科学者たちがエンドファイトに注目。
菌やバクテリアが植物と共生して耐病性や多収を獲得している例をみて研究を始めている。
人間が化学薬品や化学肥料の時代から一歩進むのではないかと期待する。
しかし私は結論から言うと導入はしない。
菌やバクテリアを使ってそれが良い菌だとして多量に放てばバランスは崩れるだろうと容易に想像がつく。稲には良いかもしれないが、環境全体ではどうかという疑問がある。
まあ、なんでもさじ加減ではあるが。
遺伝子操作も考えられる。
それが本流だろう。
だとするなら私は完全否定だ。

私の稲を見ていて疑問に思うことが一つある。
冬期湛水田は有機物を含んだ川の水と微生物を施肥と考えるしかないが(私の田んぼではイトミミズは発生していない)、この田んぼが一番元気がいい。
レンゲをすき込んだ田んぼよりも背丈も株数も多い。
おそらく土中に施肥をすると理論的には土中の養分は多くなるが、分解の過程で腐敗とメタンガスの発生などで成長が抑制され、養分がゆっくり上積みする冬期湛水の田んぼより成長が遅くなると現段階では解釈している。
これにエンドファイトの稲に対する時間の長さも加味されるだろう。
腐食からガスそして養分の整った土に変化するまでの時間は防御で使われ、栄養成長や生植成長時の有益時間は短くなる。
これもまた、私的な仮定だが。

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