継ぐ 242話
父は言った。あのお婆さんに米をもって行ってくれんか。
はい。おとうさん。でも明日でいいですか。。
うーん、そうか。俺が持って行くからよかよか。
何のお米ですか。
多分な。困ってると思う。
あの方だけにはな。。。。。。そう思うから。
父は私には誰かもわからない人に米を何年も無償で渡していた。
その理由は分かるはずもない。
ただね。
私も継承しています。
親父はすごいよ。
ぼく様もそうなりたい。
利益のない圃場を一つだけ借りている。毎年畑の地代を払い。米をついて、今年も30kgあげました。90歳を超えた同じ部落の方や。
毎年や。
なんでかって。
新川さんありがとうと言ってくれるからさ。
最高じゃないか。
全てが報われる。
なぁ。そう思わんか。不二子。
あいわかった。よしろうは男前や。
。。。。
。。。
。。
。
コメント
コメントを投稿