子ねこの行方

仕方なく親猫がいるであろう家に子ねこを預けようと思ったが、私はその家とは精神的に絶縁している。

その家に近い私の田んぼの道に昨夕置いた。

理由は頻繁に親猫が私の家に来るようになったからだ。

ねこ族にとって私の家は禁断の家。とくに父は敷地に入ろうものなら斧をもって追いかけ、手元にあるものを投げつけた。父も猫が嫌いなわけではなく、幼き頃は家猫がいた。

動物の放し飼い規制や時代の変化で戸締りをする習慣によって、家畜である猫の状況は変わる。

家に入って食い物を食い散らかすから父は猫が嫌いになった。

昔は家の玄関や縁側も網戸はなく夏は開けっ放しであった。それでも猫が侵入して食い散らかす事を見たことがない。そもそも食べ物は冷蔵庫にしまい、ゴミ袋も必要ではなかった。 

つまり、今の野良は飢えているだけなのだ。。 

現代の野良猫も家畜の猫と同じ系統。決して野生の動物には分類されない故保護の対象となる。

さて、その子ねこだが、朝になり様子を見に行った。

居なかった。

それだけだ。

どうなったかは分からない。 

青い目のグレーの縞模様。

可愛い子ねこであったが私には力及ばない。 

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