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Zoe Keating Exurgency
なんて素敵な音楽。ポーランドの友人 Emilla Oktawia Łagiewska さん が教えてくれた。 Emilla Oktawia Łagiewska Artiste.Prof d'histoire de l'art et d'arts visuels.L'art thérapie.Peinture/photographie/objets d'art. WroclawAkademia Sztuk Pięknych im. Eugeniusza Gepperta we Wrocławiu 芸術家。美術史・ビジュアルアーツの教授。アートセラピー。絵画/写真/アートオブジェクト。 ヴロツワフ、エウゲニウシュ・ゲッペルト美術デザインアカデミー Zoë Keating — Exurgency Zoë Keatingの One Cello x 16 EP を聴いている。 その中でも、最初に収録されている 「Exurgency」 が面白い。 タイトルの意味については、本人による明確な説明をまだ確認できていないので、ここでは音そのものについて書いてみたい。 Zoë Keatingは、一台のチェロを演奏し、その音を録音し、さらにその上に自分自身の演奏を重ねていく。 つまり、そこにいる演奏者は一人だが、音の中には複数の「自分」がいる。 少し前に弾いたチェロ。 そのさらに前に弾いたチェロ。 そして、いま弾いているチェロ。 それらが消えてしまうのではなく、現在の音の中に残り続ける。 だから聴いていると、一人のチェリストが一人で演奏しているというより、 異なる時間に存在した同じ人間が、現在の場所で一緒に演奏している ように感じられる。 これは、単なる多重録音という説明だけでは少し足りない気がする。 写真でも、一枚の写真は一瞬を固定する。しかし、その一瞬は完全に孤立しているわけではない。撮影された時間、その前後の時間、見る人が現在経験している時間。それらの間には、わずかな差がある。 「Exurgency」を聴いていると、その差が音として現れているように感じる。 過去の音と現在の音は同じではない。 しかし、まったく無関係でもない。 そのわずかな違いが重なり、ひとつの現在をつくっている。 一台のチェロから、複数の時間が立ち上がってく...
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細江英公『薔薇刑』Ordeal by Roses #32の背景画についてのレポート
細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)の背景画 Ordeal by Roses #32 を特定。 私のフェイスブック上での記録。 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年) Ordeal by Roses #32 Eikoh Hosoe, "Ordeal by Roses" (1963), Ordeal by Roses #32 ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ 通称ソドマが1525年頃に描いた「聖セバスティアヌス」 Giovanni Antonio Bazzi, known as Il Sodoma, "Saint Sebastian", c. 1525 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)の「薔薇刑 #32」に写っている背景の絵画を特定したのは、ポーランドの美術史家だった。 (注:ここで言っているのは歴史上の記録ではなく、今回の会話の中でのことです。) 細江英公の写真集『薔薇刑』(1963年)に収められた写真の中に、「薔薇刑 #32」として知られている一枚がある。三島由紀夫が胸の前に薔薇を持って立っており、その背後には、男性の顔が非常に大きく重ねられ、画面全体を埋め尽くしている。 この背景の顔は、いったいどの絵画なのか。それを突き止めたのが、ポーランドにいる私の友人、Emilla Oktawia Łagiewskaである。 Emillaは、絵画、写真、オブジェを制作しているアーティストである。彼女はヴロツワフのEugeniusz Geppert Academy of Art and Design(Akademia Sztuk Pięknych im. Eugeniusza Gepperta we Wrocławiu)に所属し、美術史と視覚芸術の教授を務め、アートセラピーにも携わっている。彼女は自分の見解を述べる前に、自分は美術評論家ではなく、美術史家であると明確にしている。 Emillaは、この写真の形式的な構造、つまり構図についてAIに尋ねた。AIは最初、この背景はジョルジョーネの《眠れるヴィーナス》だと答えた。しかしEmillaは、それを退けた。背景の人物の目が開いているからである。本来眠っているはずのヴィーナスが、目を開けている。 次にAIは、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》だと答えた。Emil...