農法より楽しさ

家庭菜園から始まった私の農業実験。
記憶では30年ほど前に荒れ地の畑にニンジンが出来るか試した事だった。長ったらしいが、無農薬無施肥不耕起無除草を当時から実行していた。簡単に言えば何もしなくて作物は出来るのか、という実験。 初年度は立派なニンジンが出来たが、年々小さくなっていった事を憶えている。 
 
家庭菜園は今年から方針転換。
趣味であり息抜きである料理のために野菜を作ると決定。条件は無農薬である事だけ。それ以外は必要量を守れば環境にも負荷は少なく、安全性も問題ない事を知っている。農業の多少息苦しい世界は出荷用に限定して、家庭菜園ぐらい何も考えずに楽しみたい。 
 
今年から父が家庭菜園をしないと言ったので管理は私に代わる。
山の北側で田んぼに隣接する畑は昔から家庭菜園に使われきた。杉は無いが呼称  杉の園。日に数時間か殆んど日の当たらない場所。湿気が多く、高土手の斜面が半分ほどある。 トマトなどの陽性植物は育ちが悪い。なので日陰を好む陰性植物や半陰性植物などが最適だ。里芋、紫蘇、ニラ、三つ葉、ミョウガ、生姜などハーブ一般が適している。日当たりのいい家庭菜園の畑は既にあるのでこれで野菜のレパートリーが増えた訳だ。特にハーブは沢山欲しい。日陰のハーブは香りが穏やかで柔らかい。きっとこの夏、私の作るパスタはそんなハーブがてんこ盛りになるだろう。

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