知恵

湯たんぽに学ぶことは多い。
私の場合湯たんぽを沸かす火力は短い薪で3本ほど。
しかも山で間伐した桧や杉、建築で捨てられ燃やされる端材や廃材を使っている。
針葉樹でも3本の薪で暖房も1時間程出来る。
就寝前に部屋を暖めてお湯が沸いたら湯たんぽにお湯を入れると12時間以上布団の中は暖かい。
そういう生活をすると私個人ではこの冬灯油を使う必要が無くなった。
先人の知恵とはそういう事だろう。
 
灯油が高いからエアコンを使う。
ガソリン車より各国の発電源が何かも知らず世界的にEV車がエコロジーだという風潮。
白熱電球や蛍光灯ではなく、数多くのLED照明にする。 
カーボンニュートラルだからと薪を必要以上に大量に燃やす。
以上の結果は劇的にエコロジーでは無く、マクロでの消費する資源量はそう変わらない。
何故なら、生活そのものに知恵がないから、暖かくする容器のサイズはそのままか、効率がいいという理由でより明るくより長く使用するのが人間の欲求だからだ。
湯たんぽの熱エネルギー量は容器のサイズが布団の中と小さいので湯たんぽのサイズで十分以上に快適でロスが少なく長く保つ。
しかし寒いという理由で灯油はもったいないから部屋という大きな容器を暖めようとエアコンを一晩中つけっぱなしにする様な考え方をする人もいる。
何故なのか私にはわからないが。
現代は巨大なコンクリート製のビルディングを全て冷暖房していて、それが都会全てへと発展し、宇宙から見れば夜の地球は都市がわかる程輝いている。

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