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漸く雨

3連休か、なんて詰まらない3日間。 人が家にいるので鶏も放し飼いに出来そうもない。  畑に行くと知らぬ他人が農作業を田舎の情景でも見るかの様、微笑みながら私を見る。 まあそれはいいが、指さす人さえいる。 私は動物園の動物か。   久しくの雨。 播種したり植樹したりの後で待ちに待っていた雨。

調合スパイス

自分で良く作るのはレモングラスソルト。 畑のレモングラスを乾燥させミルサーで粉末にして好みの塩と混ぜる。これを小瓶に入れてキッチンに置いてるが、癖が無くどんな料理にも使える。 +コリアンダーシードを入れてもいい。コリアンダーの柑橘系の香りが追加されてレモンの香りだけではない調合スパイスに変身する。サラダハーブソルトの定番はレモングラスコリアンダーソルトが基本系のひとつ。スパイス販売は基本的に許可が必要ない。これは出してもいいな。塩以外は全て大量に自家製で出来る。お皿などのキッチン用品やスパイスやホットソースなど好きなものを作ってどこかに置けたらいいなと考え始めた。ネットでもいいし。実店舗でもいい。そんな事を小奇麗にマメにやってくれる方はいないものかな。

2月の記録

2月の播種など 温床育苗 サンマルツァーノ ニラ 露地播種 ベビーリーフミックス 里芋 ジャガイモ ラディッシュ 日本ホウレンソウ ライ麦 アイコーン アグレッティ   露地移植 クレソン セリ   木の植え付け 飛梅実生1 紫牡丹1 白桃1 クヌギ25 蝋梅1 黒松3 小梅1 花梅2 花桃1 枝垂れ梅1 ビワ1 メアサ杉1 オリーブ ネバディロ ブランコ1 甲佐ハウスと露地 シシトウ  アイコーン その他 彼岸花球根 多数 本日カボチャ用の育苗ハウスを自家用菜園に移転。 春まきカボチャ栽培を辞めたので苗を作る必要がなくなった。 しかし、あると便利な育苗ハウスは私の小さな実験室になるだろう。  

農法より楽しさ

家庭菜園から始まった私の農業実験。 記憶では30年ほど前に荒れ地の畑にニンジンが出来るか試した事だった。長ったらしいが、無農薬無施肥不耕起無除草を当時から実行していた。簡単に言えば何もしなくて作物は出来るのか、という実験。 初年度は立派なニンジンが出来たが、年々小さくなっていった事を憶えている。    家庭菜園は今年から方針転換。 趣味であり息抜きである料理のために野菜を作ると決定。条件は無農薬である事だけ。それ以外は必要量を守れば環境にも負荷は少なく、安全性も問題ない事を知っている。農業の多少息苦しい世界は出荷用に限定して、家庭菜園ぐらい何も考えずに楽しみたい。    今年から父が家庭菜園をしないと言ったので管理は私に代わる。 山の北側で田んぼに隣接する畑は昔から家庭菜園に使われきた。杉は無いが呼称  杉の園。日に数時間か殆んど日の当たらない場所。湿気が多く、高土手の斜面が半分ほどある。 トマトなどの陽性植物は育ちが悪い。なので日陰を好む陰性植物や半陰性植物などが最適だ。里芋、紫蘇、ニラ、三つ葉、ミョウガ、生姜などハーブ一般が適している。日当たりのいい家庭菜園の畑は既にあるのでこれで野菜のレパートリーが増えた訳だ。特にハーブは沢山欲しい。日陰のハーブは香りが穏やかで柔らかい。きっとこの夏、私の作るパスタはそんなハーブがてんこ盛りになるだろう。

新しい収入源

小麦はそう大した収入にはならない。 無農薬であれ国外と比べ小面積で単価の高い小麦粉を作ってもパン屋さんがそんな高い小麦粉を使えるはずもない。妻はパンを良く作るが、食パン一斤あたり250ℊ使っている。1㎏が500円以上もするような小麦粉では食パンの単価が上がるだけだ。コンビニでは100円から食パンが買えるような時代にプレミア付けたところで嗜好品のパンは出来ても主食のパンは出来ない。つまり小麦粉もパンも絶対量が少ない。 また小麦栽培は日本の気候に合わないので収穫時の梅雨にカビが発生するのは必至。これを何とか出来ないかと夏撒きにして冬収穫を試みたが、姿は立派な麦畑の様でも全く実が入らないという現実が待っていた。 そこで解決策は大麦だ。 九州では代々麦と言えば大麦が主流だ。最近は大麦若葉用の栽培も多いが、主に味噌やビールなどに使われる。私は大麦の一種である裸もち麦を作付けしようと考えている。現在は米と混ぜて食べる事が多く、粉にするような加工も必要ないし保存性も高くなる。今年はダイシモチを植えているが、幾つかのもち麦品種を取り寄せて特に美味しかったのはキラリモチという品種であった。 来季はこの品種をメインに考えようか。栽培特性も小麦より成長が早く、収穫期が小麦より早いので梅雨前に収穫出来るという。それは土地や気候で違うのでまずは実験的に作付けした。 米のように量産できる収入源になる可能性はこちらの方が高いだろう。 小麦は将来のパスタメーカーの為のデュラム小麦をメインにファッロやライムギ、南部小麦などのパンや菓子、醤油麹用を栽培するがまだまだ嗜好品か自家用の域だ。

温床

発酵温床を作ってサンマルツァーノとニラを育苗中。 しかし温床の出来が悪くて中々高温まで発酵しない。恐らく空気の通りが良くないのだろう。それでも零下の朝でも8℃をキープ。昼間は温床とビニールで35℃まで上昇。サンマルツァーノは昨日発芽していた。 トマトは暖かくなって種を撒いても収穫は7月を過ぎて10月初めで収穫は終わる。11月になり霜が降りるまで実はなるが青いままで赤くなる事はない。この地方の露地栽培ではトマトは春先に苗を植えた方が長く収穫できるので早めの苗作りはトマトソースのパスタを食べたい私には必須。 今日は温床の改良が必要だ。 もみ殻を入れると空気の通りは良くなるだろう。

鶏の威嚇

人の場合、現代社会では腕力での威嚇は美徳とされないが、支配という構図では頂点に立つものには何かしらの威嚇という行動が伴う。 鶏ではどうか。  4羽の鶏は全て雌だが、成長するにつれて個々の性格が表れてくると一羽の鶏が他の鶏に対して口ばしで相手を突いたり、甲高い鳴き声を出し飛び上がって足で威嚇の行動をとるようになった。見て取れるシーンは採餌中が多い。成長する過程では全く見れなかったが、卵を産むようになってからそのような行動が目立つようになった。こうして相手を威嚇したり突く鶏がこの4羽の中でイニシアティブを保つようになる。ただ、個人的な観察だが同性同士の雌鶏だけだからか決して他の鶏はリーダーとして認めてる様には見れず、明らかに相手から逃げ惑う鶏も1羽居るが、他の2羽は相手がうるさいので黙っているだけのように見える。まあ支配とはその様なものであろう。  

畦畔木

もっと積極的に自然の力を有効に使えないか。 平面で捉えがちな地力へのアプローチを立体的に考えて見る。 その答えは木だ。   落ち葉は圃場の土の有機物補充にはとても有効だ。 しかし、やってみると分かるだろうが広大な圃場に人力で補充したところで苦労だけで微々たるものだ。 ならば、と思い2年前から畑の中央にクヌギを数本直線で植えている。イメージは10年後に木は大きくなり、人力ではなく自然に落ち葉が圃場に落下する事を狙っている。1反の畑に2本程なので日照や作業性の邪魔もしないだろう。   田んぼの中には木を植える訳にはいかないが畦畔木ならどうか。 本来は土手が崩れることを防止したり、境界線や稲刈り後に稲を干すための木であったりと用途はあったが、現在は不要であったり造成するときに切り倒され畦畔木は全国的に減少している。また用途として落ち葉が肥料にならないかなど検討されてはいないが物理的に十分肥料になっているだろう。それだけではない、生物の生態環境が立体的になり、落ち葉の層が出来ると地表でも微生物の住環境は立体的になる。    と言う事で、昨日田んぼの畔中央に3本のクヌギと高土手に2本のクヌギを移植した。 収穫間際に米を食べる雀には都合のいい止まり木になる事は必至だが、、。  

木を植える

巷でのカーボンニュートラルという言葉は何かを忘れている。 再生可能エネルギーや持続可能・・などと叫ばれているが、もっと大事なことを行っていない。 どちらも消費する事を前提にした考えで数値化して国や企業には都合のいい考えだ。太陽光は無限だからいいだろうとか、木を燃やしてもそれは成長過程で二酸化炭素を吸収したものだから地球全体では±0だという側面だけを伝達している事に問題がある。 どちらも有限である。 果てしない時間の先である太陽光が有限か無限かなど論ずるに値しないが、効率が凄まじく悪いソーラー発電は山の木を切り倒して作られ、食糧生産の畑を転換して作られている。 数値では木は燃やしていいだろうが、燃やした分はまた木を植える事が必要だ。そうでなければ江戸時代以前のように山は禿山となる。 現代の思考は結局消費でしかない。寧ろ消費拡大としか思えない。そこが問題なのだ。 現代という時代は過去の歴史と比較しても、まだまだ幼稚で稚拙だなと感じてしまう。 さて、私はこの冬大量の木を暖房の薪として消費した。春先までには恐らく大きな木を4本から5本は使うだろう。消費をしたら生産する。 なので今年もまた25本のクヌギと5本の花木を植える事にした。それが本来のカーボンニュートラルであり、先人は誰もが知り行ってきた事である。多くの市民が木を植える事は難しい。土地を持つ者の大切な仕事だと再認識している。

伝播への時間

自家用の畑でスナップエンドウの棚を作っていると軽トラックが停車し、私の名前を呼んだ。 なんとなく見覚えのある部落の老人だった。  「新川さんだろ。あんたん所の田んぼはなんで最初はひょろひょろ見えるけど、最後は他ん所よりも勢いよくなるとな? わしも田んぼに水を溜めよるけどなんか違うとたいな、教えてはいよ。」 多分それは疎植栽培と春になっても私が水を溜めているからですよ。理由はこれこれ、、(略)。なので私は田んぼに肥料を入れたことがないんです。必要以上に地力がありますから。 そう答えると老人は頷いてにこやかに去って行かれた。 5年目になる冬季湛水。 それ自体はそう珍しくもないが、私のように5月まで水を溜めている田んぼはない。水源保全のためには冬季湛水は有効だが、春の温かい気温は水中にて生物の繁殖が始まる。藻類などの植物は盛んに酸素を発生させ、藍藻であるシアノバクテリアは光合成で窒素を固定する。ミジンコやイトミミズも冬よりも増殖し、オタマジャクシも大量に泳ぎ、スクミリンゴガイも動き出す。それらは糞尿を生産する。 そのようにして水源保全だけの役割から冬の間に生物が生きれる住環境が出来ると春の温かい気温と太陽で生物は爆発的に増殖し、人為的な施肥を必要としない土壌環境が出来ていく。 スナップエンドウの棚が出来、苗を植え、霜よけに藁を敷き終えた頃、私はやっと一人の方が訪ねてくれたと思っていた。 嬉しくもあったが、時間がかかるものだと感じていた。 それでも少しずつ私の知る昔の様な美しい田園が一つでも増える事を祈る。

ニラ栽培は私の中ではよく失敗する野菜のひとつ。 何度失敗した事か。 原因はすべて雑草に負けるという管理の無さ。 甲佐はニラの産地で、栽培方法をずっと観察していた。 なので、今年はどうしても食べたく再度挑戦。 草に負けないようにトレーに焼いた赤土培養土を使って苗を育てる。  育ってしまえば放任で何年かは育つ。 勢いがなくなったら移植するだけでいい。 まあ、なんといっても自家製のニラは旨い。 ニラや里芋などは本来日陰を好む植物で、そのような条件で育った方が柔らかくて美味しい。 父が放棄している北向きの畑を手直しして植えてみたい。 そう言えば祖母は日陰のこの畑にニラや里芋を植えていたな。 私はネットで調べて漸く知ることが出来たが、祖母は経験で植物の適正を見分けていたのだ。 つくづく凄いなと思う。 現代人は退化しているようにさえ思うのは私だけではないだろう。

知恵

湯たんぽに学ぶことは多い。 私の場合湯たんぽを沸かす火力は短い薪で3本ほど。 しかも山で間伐した桧や杉、建築で捨てられ燃やされる端材や廃材を使っている。 針葉樹でも3本の薪で暖房も1時間程出来る。 就寝前に部屋を暖めてお湯が沸いたら湯たんぽにお湯を入れると12時間以上布団の中は暖かい。 そういう生活をすると私個人ではこの冬灯油を使う必要が無くなった。 先人の知恵とはそういう事だろう。   灯油が高いからエアコンを使う。 ガソリン車より各国の発電源が何かも知らず世界的にEV車がエコロジーだという風潮。 白熱電球や蛍光灯ではなく、数多くのLED照明にする。  カーボンニュートラルだからと薪を必要以上に大量に燃やす。 以上の結果は劇的にエコロジーでは無く、マクロでの消費する資源量はそう変わらない。 何故なら、生活そのものに知恵がないから、暖かくする容器のサイズはそのままか、効率がいいという理由でより明るくより長く使用するのが人間の欲求だからだ。 湯たんぽの熱エネルギー量は容器のサイズが布団の中と小さいので湯たんぽのサイズで十分以上に快適でロスが少なく長く保つ。 しかし寒いという理由で灯油はもったいないから部屋という大きな容器を暖めようとエアコンを一晩中つけっぱなしにする様な考え方をする人もいる。 何故なのか私にはわからないが。 現代は巨大なコンクリート製のビルディングを全て冷暖房していて、それが都会全てへと発展し、宇宙から見れば夜の地球は都市がわかる程輝いている。

誕生日

私の家族は私以外皆1月生まれ。 最後の31日は次男の誕生日。 何を食べたいの?と妻が聞くと、とにかく豚肉がいいとの返事。 厚切り肉のソテーかラフテー希望と言う。 肉は今日買うとして、後はいつもの自家製タルトケーキ。 と言う事で、私がタルトを焼きます。 今回はリコッタチーズが近くの牧場から手に入った。 生地は砂糖は使わず、レモングラス入り塩、バターと家の鶏の卵、家の小麦粉で作る。 パール柑とリコッタと砂糖で下地クリーム。  リンゴをスライスして並べケーキの形を整える。 砂糖とバターを溶かして、リンゴをコート。 後はシナモン。 170℃で45分が基本で後は加減で調整。  素材からの自家製率が高くなっている。 いい事であるが、それだけ日常は忙しくもある日々。

味噌汁に塩麴

買って失敗した味噌に出会うときがある。 旨味が無い上、塩分少な目な味噌はどれだけ味噌を追加しても美味しくない。 出汁を効かせても一味足りない。 塩を入れると角が立つ。 そんな時は塩麴がいい。 試してみてください。 常用したくなるでしょう。

フォグランプ

早朝の暗い時に移動が多い。 最近マナーの悪いドライバーをよく見かける。 ヘッドライトとフォグランプを同時に点灯する人がいる。 それは違法ではないが、霧などない不必要な点灯はマナーに反する。 後付けなど光軸調整されてない車も多く眩しくてしかたない。 危険であり実際事故も報告されている。 どうか辞めて欲しい。

Sade - Cherish the Day (Live 2011)

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ベクトル補正

幸せとは人それぞれに違うものだが、私の場合目的を設定し達成する。そして更に目的を高かめ先に進むことにある様だ。 技術屋であるが、技術の向上より新しい開拓を好む。 私はお金があっても遊んでしまう様な性格。  そこを目標にしても何も残らない。 もっと本質的に、もっと実質的に、もっと学び、更に先を見つめて行かないと私は幸せなど感じない。 残された時間もそう長くはない。 方向性を更に精査し定める必要があるようだ。  

産卵数

この冬は環境指標生物にしているアカガエルの産卵数が多い。 個体数が増えたのだろう。 大きな要因は住み家だ。 秋、高土手の畔切をしないでいると冬場も草が覆い茂るので外敵から身を守るに都合が良くなる。  蛙たちの産卵場所はそういう高土手から近い水面に集中している。 鳥類などの外敵に見つけられやすい冬季湛水の田んぼ。 決して安全な場所ではない。 私は高土手だけではなく田んぼに幾つかの避難場所を作っている。  生まれたばかりのオタマジャクシはカモ類や留鳥化した青サギの餌になる事が多く、昨年は私がネットを張って避難させていた場所以外全滅に近かった。 菖蒲を田んぼの中に移植し、一年で大きくなった株は絶好の避難場所になるだろう。 圃場内の外周の高土手周りはトラクターで耕さず稲株と雑草を生やした事で生まれたばかりのオタマジャクシも身を隠す事が出来る。 いい加減にしか見えないであろう一部デコボコした耕し方も実は計算していて、水位に高低がある方が生物たちは住みやすくなる。  今年は年中水が絶えないビオトープを田んぼの中に作るだろう。  現代の認識では農業の域を超えてる様に見えるだろうが、機械化する前の隙間のあった昭和の田んぼは自然とその様な環境が出来、生物たちは共生する事が出来た。    

温ざるそば

無くはないだろうが、そんなにメジャーでもない。 温ざるそばを作る。 ちょいと固めに湯がいたソバを余り湯切りせずに皿に盛り、葱と山葵を入れた濃厚な熱いつけ汁。 いいんじゃない。

甘酒をみりんに使う

妻が私の麹とマンゲツモチで甘酒を作る。 意外なほど甘い。 私は塩麴に漬け込んだ豚肉にみりん代わりとして使ってみた。 これはいけますね。  長期保存出来たらみりんとして常用したい。

トラックの時間

お気に入りのトラック マツダ ボンゴ ブローニー 神奈川県茅ヶ崎市からやってきた30年以上前の車で1.8ℓ 3人乗り。 時速40kmでゆっくり走るのが気持ちいい。 甲佐へ向かう山間の風景と信号の無いマミコウロードをこいつで走るとなんともノスタルジック。 昭和58年発売だから最後の昭和の時間を満喫できる車。 これはホンダのリトルカブに乗った時以来の感覚だ。 乗っている間はトコトコと時間がゆっくり過ぎていく。 機械と付き合う感じはこんなものでいいとさえ思う。 もう一台あるBH5GT-Bレガシーとは大違いだ。 アメリカの写真家の特徴に車窓から見た風景が多い。 歩いて撮る「出逢う」写真と車に乗って写真を撮る事は見え方が違う。 大学のゼミで師 有野永霧先生が良くその事を語っていた。 ゆっくり走るのが心地いいボンゴトラックはドライビングの楽しさより、景色を見ながら思考出来る。 まるで鈍行列車のシートに座って旅をしている感覚。 ドライビングプレジャーを追求した高性能な現代の車では味わえそうもない。  

獅子唐とサンマルツァーノ

好きな野菜をつくろう。 すきでもないかぼちゃ栽培に限界を感じるこの頃。 畑の有効利用が頭が痛い。 1hの所有する畑をなんとかしたい。 冬から春は麦で落ち着いたが、春夏作物の選定、今年は獅子唐とサンマルツァーノに決定。 大半はかぼちゃですけど。 まずは自分が食べたいものが私には大事だ。 なんといっても、パスタ材料は全て自分で作ろうと言う計画。 上記以外の自家用では、 イタリア野菜のアグレッティ。これは丘ヒジキに似たもの。パスタと絡めて食べたい春の野菜。  在来種の阿蘇に伝わる固い実のとうもろこし。 赤いイチゴの様な形でデコレーションやポップコーン用とうもろこし、その名もポップコーン。 3年後の収穫らしいが西洋のアスパラガス。 種屋さんからおまけでもらった西洋のラディッシュ。 などなど。   現在自家用栽培の畑には熊本京菜、セロリ、三池高菜、ブロッコリー、春どり白菜など植わっています。    

展開

農業は環境保全と収益が結びついているのでこのまま発展させたい。 より生物多様性環境を追求するCASA BLANCA圃場。 無農薬を条件として150hへと規模拡大を目指す法人やつだ農園。 共に順調に動き出している。   写真は作品制作はもちろんだが、写真集の制作が動いている。 自費出版はマイナーな存在に捉えられがちなネガティブなイメージを持つが、果たしてどうかと考えていた。 これをマスマーケットの要求に左右されない多様性や超個性の提供とポジティブに考え方を転換する事が出来る。 また、印刷費が大幅に下がっている現在、売り本の定価から経費を引いてもそれなりの利益が出る時代になった。 販路を確保する必要があるが、これは農業と同じではないかと考えだす。 出版は農業収入よりも効率的な収益の可能性がある。 出版社の意向が強い写真集よりも作家の意向が強い写真集の存在が今後のマーケットとして確立できるのではないかと感じた。 農家が販売まで手掛けるように、作家が写真集と作品を売る時代はもう来ている。 音楽シーンはすでにそうなっている。  

演歌と発芽大豆もち麹味噌

宇多田ヒカルがツイッターのサイドバーに表示されてウトウト読んでいたら、藤圭子にたどり着き you tubeに飛ぶと女のブルースが流れ、ド演歌がキッチンに響いた。 大豆を発芽させて味噌にしようかと段どっていた矢先だった。 いつも聞かない音に違和感を感じたが、妙に懐かしい昭和の時間を感じたのでそのまま聞くことにした。 気恥ずかしくも居心地のいい音。 何故か藤圭子が歌う舟歌が流れる。  だれだっけこれは八代亜紀だよなと思いつつ、大豆を洗う。 大豆を室温で3日ほど水に浸し発芽を待つことにする。 天才とうたわれる藤圭子だが、世の中天才が多すぎるよなと思いつつ、八代亜紀の舟歌を聞く。 こっちが天才でしょと思い直す。 今日はもち米で麹を作る。 自家製のマンゲツモチの米麹はきっと美味しい味噌になるだろう。

家禽類のストレス

家禽類 特に鶏について。 鶏がゲージ飼されてストレスがあるのか。 私は家で放飼で鶏を飼うまでそうは思わなかった。 生まれてすぐゲージ中で育つ鶏は他の環境での経験がないのでウインドレス鶏舎の様な最悪な環境でない限り実際のゲージの中の鶏を見ても穏やかな顔付きでストレスがどれだけのものか計り得なかった。 養鶏場で働いた事のある私は、鶏はストレスを感じるほど高等では無いとさえ教えられた。  しかし近年日本ではまだ普及しないが欧米ではAnimal Welfareという考えが浸透しているという。 アニマルウェルフェア(Animal Welfare) http://animalwelfare.jp/info/whatis_aw/ より 感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な生活ができる飼育方法。   1.空腹と渇きからの自由 2.不快からの自由 3.痛みや傷、病気からの自由 4.正常な行動を発現する自由 5.恐怖や苦悩からの自由   私の家の鶏たちは、本来の鶏の習性である、木の枝など、高い場所で眠る習性や砂浴びという行動などが直ぐに見て取れた。 鶏たちは呼べば来るような行動をとるし、人間との関係性を理解できる感受性さえ備わっている。 餌に関しても米粒や飼料よりも多くの葉物や雑草を好み、足で引っ掻いてミミズや昆虫などを好んでよく食べる。 今は雌のみの飼育だが、雄鶏がいれば行動様式もまた変わるだろう。 またその様な自由な環境で育った鶏たちは逆に狭い鶏舎でのストレスは余計に感じている様にも見える。   

時事録

火を見て暮らす。 薪ストーブに火をつける。 鉋くずに点火し針葉樹のきれっぱしの木に火を拡げる。 ここは九州。 ボロい薪ストーブは耐熱ガラスが破損していて煙をもうもうと工房の部屋の中を占領した。 窓を開け、少しは過ごし易くはなった。 ノートパソコンを取り出し、今の情景を転写する。 いやいや 十分暖かい。 この時間はここだけのものという優越感か?いやなんだろう。 知らないで欲しい世界の様な気分だ。 こんなに煙いのに煙草を吸う。 それでも美味しい。 煙が旨いなど今時の世間は知るはずもない。 アナーキーに生きるのは容易い。 それでも関係性を保ちたいとも思う。 ジレンマはあるよ。 妻の職場でコロナが発生。 今朝のニュースで橋本がワクチン打たない奴は経済活動を抑制しろと、戦略家の阿保な話が公共の電波で拡散される。 お前の目が嫌いだと思いつつ、トンガで関東エリア規模の面積で爆発。 そりゃあするかもなと、私は私で適当な事を思う。 生きているとは地球を含めてそういう事なんだろう。

醤油醸造

こたつの中で米袋に入った醤油麹が良くできてるいるようだ。 今朝袋を開けるとふわっと胞子が袋から溢れる。 塩水を入れるタイミングは諸説あるが、こたつは温度が高めなので麹菌の繁殖の進行が早そうだと判断し、今回は麹の種切りをしてから42時間で塩水を入れる事に。 塩分濃度は総量の16%にした。 総量での塩分量の計算式が良く理解できてない、どういう式がいいのかなと思いつつ近似値で計算。   醤油麹 3kg 塩 1.2kg 水 3.3kg  総量 7.5kg  塩分濃度  16%    

新しい世界を知りたくなった。

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 スローシティ―世界の均質化と闘うイタリアの小さな町(光文社新書) [新書] 島村 菜津(著)

Gino Girolomoni

イタリア有機農業の父である 、Gino Girolomoniの最も有名な格言。 https://sokensha.co.jp/GIROLOMONI/brand/think_gino/   Beati quelli che non si sono macchiate le mani di crimini ecologici. 自然を大切にする人は、幸せになる。 GILOROMONI E’ molto potente la verde forza vitale che genera le piante, ma noi ne vediamo solo una debole ombra, molto più potente è ciò che non si riesce a vedere. 植物が生み出す生命力はとても強い。けれども、私たちはその一部しか見ることができない。見えていない部分のほうがもっと強いのです。 GILOROMONI Produrre e consumare bio aiuta la vita e l’ambiente. オーガニックフード(有機食品)を作ること、そして、それを食べることは命と自然環境を守ることです。 GILOROMONI Nel tempo dei nostri padri bastava una fisarmonica per essere allegri: oggi cosa occorre? 昔は、アコーデオンさえあれば楽しく過ごせたのに今は、いったい何があれば楽しい時間を送ることができるのだろうか。 GILOROMONI Semino il grano, diventa giallo, lo macino, aggiungo solo acqua e nasce una buona pasta. 私が蒔いた種が黄金色の小麦になり、それを粉にし、水を加えると美味しいパスタに生まれ変わる。なんと素晴らしいことだろうか。 GILOROMONI Solo acqua e farina che diventano pane e pasta: la più straordinaria invenzione della storia. 水と小麦だけでパンやパスタになる。これは、歴史上最高の発明である。 GILOROMONI L’ag...

醤油作り

基本的な知識はネットや近くのお婆ちゃんに教わったが、未だ作ったことのない醤油。 今年は初トライ。 麦は自家製のパン小麦で代用。 大豆は熊本産。 麹は醤油用を探し、京都の菱六もやしという所から購入、もうすぐ届くだろう。 麦を炒って、塩を眩し、大豆を煮て冷まし麹を混ぜて室で寝かせ醤油麹を作る。 塩水を入れ1年寝かせ、その後抽出して上澄み液が生揚醤油。 更に火入れし、ろ過して生醤油。 

農業の見直し

米麦南瓜の品目にて農業を展開してきたが、収益性の低いものや環境負荷のある品目を削除していく必要がある。 米は収益もあり作業性もいい。 環境重視で行ってきたが結果もよく、結論を言うなら米だけでいい。 問題は畑だ。 かぼちゃは無施肥無農薬では未だいい結果を出していない。 収益も経費と手間がかかりすぎる割には少ない。 神田小菊南瓜と万次郎カボチャは無農薬を達成できるが、動物性堆肥を必要とするので、除草剤を使わない私の圃場では外来種雑草が圃場を占拠するほど勢いになる。 この品目は変更する必要がある。 今年は小面積にて再度実験レベルとする。   麦は天候の問題と出荷先の確保が出来ていない。 秋まきの麦は梅雨時期に収穫だが、これは無農薬条件でこの土地ではカビが必ず生えると言っていい。 この問題を解決するために夏まき冬収穫の実験をしている。 現在順調で、1月終わりか2月頭には収穫できる様だ。 天候も安定していて乾燥しているのでこの方法を主流に変更するだろう。 出荷先の確保も大事だが、何の品種を栽培するかで大きく変わる。 多くの実験をしてきたが、ファッロと多品種混合小麦を一時中断して、パスタ用に古代小麦のコラサン小麦とパン用に南部小麦、その他もち麦を栽培する。 本格的にはコラサン小麦の栽培面積を増やして、乾麺パスタ生産に持ち込みたい。 原材料として売る麦は生産者から見ると米よりも安く魅力は薄い。    

アカガエルの産卵確認

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午前中に冬期湛水の田んぼを歩くとアカガエルが産卵していた。  日中は比較的気温は高く、水温も上がっていたが朝は相当冷え込み田んぼも凍っている。 いつものデータでは早すぎる様だが、今後もまた観察していこう。

写真集

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今はまだ編集作業中だが、大枠のページ構成をイメージする為にオンデマンド印刷で試作本として発注。 これで2回目となるが、校正印刷するより費用は安いだろう。 便利な時代でもある。