実験は続く

殆んどのアイディアは失敗であった。膠もフレスコも画像形成が十分ではない。そして消失する。200年の歴史とは言え、私の思いつきなど過去の偉人は試したであろう。サイアノタイプはコットンキャンバス、フレスコ両支持体とも完全な失敗。ソルトプリントに関しては表現で使えない事もないアイディアをフレスコにて発見出来た。とにかく前例のないレシピを開発している段階なので失敗は当然である。しかし、これはお金も時間もかかる研究を選んだものだ。古典レシピでの作品制作と新しいレシピ開発を並行しないと修士課程2年間では到底間に合わないだろう。博士課程は写真だけでなく総合的な芸術博士のようだ。ためらいを感じているのが今の本音だろうか。その当時になればより詳しい情報が分かるだろう。それから考える事にする。

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