トラックの時間

お気に入りのトラック マツダ ボンゴ ブローニー
神奈川県茅ヶ崎市からやってきた30年以上前の車で1.8ℓ 3人乗り。
時速40kmでゆっくり走るのが気持ちいい。
甲佐へ向かう山間の風景と信号の無いマミコウロードをこいつで走るとなんともノスタルジック。
昭和58年発売だから最後の昭和の時間を満喫できる車。
これはホンダのリトルカブに乗った時以来の感覚だ。
乗っている間はトコトコと時間がゆっくり過ぎていく。
機械と付き合う感じはこんなものでいいとさえ思う。
もう一台あるBH5GT-Bレガシーとは大違いだ。

アメリカの写真家の特徴に車窓から見た風景が多い。
歩いて撮る「出逢う」写真と車に乗って写真を撮る事は見え方が違う。
大学のゼミで師 有野永霧先生が良くその事を語っていた。
ゆっくり走るのが心地いいボンゴトラックはドライビングの楽しさより、景色を見ながら思考出来る。
まるで鈍行列車のシートに座って旅をしている感覚。
ドライビングプレジャーを追求した高性能な現代の車では味わえそうもない。

 

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