なあ。聞いてーや。。9話

よしろはん、不二子といるまえはどなんしてはったん？

ぼーっとしてたよ。気力もなくて、じっと出来ないでしょぼく。ぷらぷらしてたわ。

仕事したり工作したりと時間つぶしてたな。。はかない。。こころに穴あいてますさかい。

もうどうにもこうにも、なるようにしかならんと柳のように生きとりました。

あらま、せつないわね。どうします？

あーもーそのはなしやめとこ。

そうですな。うしなったものどうこうしてもな、男らしくありませんわ。それでも愛しはるのは次元を超えて男らしいですけどな。

だから不二子はん、やめてーや。

そうですかー。それでどなんしはるおつもり？

不二子はん、熱ないか？聞いてる？ぼくの話。

そいえば微熱が、、。あ。でもまさかね。そんなこと有りえませんことよ。

やっぱ病院いこか？おかしいで。

妊娠したかも。。

What is it?　

おお！そりゃめでたい！おとこかな、おなごがええな。ほしかったんよ。

でかした。ここは寒いからお家へかえろう不二子はん。

よしろはん。。おばけじゃないけど、生身のからだもってないあてが妊娠しますかいな？

それもそうやな。でもおれ感じるけどな。。何を感じはるの！まあまあ。そういうこと。。

ちょっとおでこ触らして。やっぱ熱あるやん。不二子はん現世でもう生きてるんちゃいますか？

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