5万園銀貨 20話
ふーじーこはん。へいへいどなんしました?あら。なにか企んではるお顔やわー。わかる?さすがやなー不二子はん。めおとになるんやさかい、なんでもわかります。へーへーはよ吐け!なんどす?お金貸して。いくらさかい?2まんえん。あーそうどすか、支払いたりんのでんな。じゃこれ。。5万園銀貨。大正時代どすけど足りたらえんやけどな?わー!もったいないような気がするけど、おおきに。これ借りとくは。あーよろしいわ。よしろはん。お好きに使ってくださいな。さしあげますさかい。もう古いお金持ってても仕方ありませんさかい。よしろはん、新しいおかね稼いでや。よし。じゃありがとうな。かせぎますさかい!不二子はん♡
こうしたことも夫婦のネゴシエーションがしっかりしてるからこそ。お見通しとばかり2万円足りないのをとがめもせず5万園もくれる不二子。その上、ちゃんと稼いでやと契機づけする不二子。その方が結果的に家に金が回るようになる事を知ってはる。見境ないよしろはんを巧い事導いてくれはるわ。足らんこと知ってたから事前に準備してはったんやな。ああ。すげ。