りゅうぼくのいえ
30ねんほどまえの夢
時間が出来るとボルボをかっとばして有明海を走っていた。
ぐるぐる ぐるぐる もう知らないところは無いよとばかりひたすら走っては海をみていた。
お気に入りのポイントで海岸線を歩く。
うみのざわめき、光かがやく海。磯の臭い。風。
そのころって、いまの3倍仕事してた。 いまの10倍以上稼いでいた。
すきなことにお金使って、ケチることなどしらなかった。
でもこころにうっぷんが溜まると海へ行って浄化していた。
流木が多い有明の海。
それをもってかえっては、なんに使うかしらないけど集めていた。
木が白い。角が丸まってる。風情漂う流木。
流木で家ができないかな?
そうかんがえていた。
けっきょくつくらなかったけどね。
そんな思いがのこってたのだろう。
きのう小さな家をたてた。
こや?
うーん秘密基地だ。
ばっさいした枝でかんたんな家を建てた。
たのしかったな。
ほんとおれってちいさな夢でもいつかは実現するな。
これ応用して、本格的なおみせもできそうだ。
ゆめはかたちにするためにある。