縷縷綿綿 24話

不二子さんとの話は夜な夜な、るるめんめんと続いた。余程相性のいい二人。不二子はもう、帰らーんと何度も叫ぶ。二人ともお酒を飲んでは、だらーんだらーんと寄り添う。あーよしろはん、もう朝でっせ。ほら、ぴーちくぱーちく聞えます。。ヒバリの声か?朝一番に鳴くのは、キジやけどな。偶に狂った雄鶏が夜中に鳴くこともあるけど。。なんでもよろしゅうおま。わてはここにいるさかい!もうどこも行かへん!ありがとうな。そやけどもう1000回聞いたわ(笑) いんや。一万回言わんと願いが叶わんそうや。もっと聞いてーや。よしよし。1万回聞いても、わし嬉しいわ(笑) そや!青息吐息のよしろはん、助けに来たんやで!文句あるか!はいはい。不二子はん朝やから、もうお酒はやめよか。いやや!閻魔様に見つかってまう。そんなん迷信やて。いるわ!なんども見たわ!こっわいでー!割と男前やどな。。そうなん?へー。閻魔様はイケメンで優しいけど、言う事こわいんどす。よしろうはんと反対どすわ。。それどういう意味や!そういう意味じゃ!かなわんのー。

そ言えば、よしろうはん新しいお仕事いかがどすえ。あーまあまあや。さらりーまんは楽でええわ。行きゃ金もらえるからな。体の節々ちょっと凝ってるけど、ええストレッチや。そうどすか?もう齢も齢やしあんまり無理せんといてや。おおきにおおきに。そうやな。もう齢かもな。朝までもたんわ。。?なんですと?そういうこと。あらま、おおきいで。。

 

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