アカハライモリと稲の適温

私は田んぼの稲も大事だが、生物が生きていける事を重視する。
アカハライモリの適温は22度から26度と意外に低く、更に低い分には成長が遅くなるだけで影響は少ないが、28度が数日続くと体調が良くなく、31度を超えると生息出来ない。暑い日のアカハライモリはよく水口に集まっている。
なので私は田んぼには結構な水量をかけ流している。当然水口数メートル四方の稲の成長は著しく遅くなるが私の目的は作物の為だけの農業ではないのでそれで良い。

しかし、稲にとっても田んぼの水温は高ければ良いというものではない。研究データでは37度を超えると稲の成長は抑制されるとある。但し、夜間水温が25度から31度になれば抑制は打ち消されるとある。17度以下になると稲の成長は止まるとあるが、31度以上や37度が昼夜続くとまた抑制されるので、高温に対しても対策が必要だ。特に九州は晴天のこの時期に止水すれば40度を超える事もあるので気をつけたい。

アカハライモリ資料

稲資料

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