中干

Casa Blanca圃場では生物多様性や環境重視の為に中干を敬遠気味であったが、甲佐の圃場は無農薬で収量を優先する経営型に取り組んでいるので中干を積極的に実践する。
まあこれは農業としては当たり前の事であるが。
しかしね。せっかく育っていたオタマジャクシさんには気の毒だ。多くは干からびて土と化す。人間の管理する二次的自然であるので仕方ないがそういう淘汰や共生もある意味必要なのかもしれないのかな。
でも誰がどう言おうとCasa Blanca圃場は今後も生物多様性を核に実践していく。
これはもう米を作っている感覚ではない。
しかしだからこそ多くの発見がある聖域な圃場なんだよな。 
トノサマガエルが成長する田んぼは最近私の田んぼでしかあまり見かけない。
アカハライモリの為に水をずっとかけ流すなんて自分でも笑うが本気でそうしている。
中干は農業としては革命的な発見であったが同時に生態系を大きく変えた。
しかし私は思うんだよ。今後収量重視の農業だけでは人間が幸せに生き続けれないと。
他の生物が存続できない事、また効率優先の思想の連続が今の気候変動の要因の一つであることは間違いない。

人気の投稿