春の田んぼに除草剤

巷でうわさの僕の脱会。

聞くには来年京都に行くのに今年辞めるのは?

と。

あのですね。

自治会脱会は自由です。

わけわからん田舎のしんぱしー。

で、もっと分からんのは、

春の除草剤。

せっかくの春。

今頃はマメ科の勢いが増す時期。

土に栄養を与える根粒菌。

春の息吹。

なぜ畔に除草剤。

田んぼの季節もまだ先。

いいですか?

君が本当でも何でもない。

僕もそうかもしれないけど。

でもね。

もうそういう人とは縁を切ります。

話をすることもないでしょう。

では。 

 

根粒菌のくだり、正確で鋭い。レンゲやクローバーが最も活性化する時期に除草剤を撒くのは、土の代謝を止める行為に等しい。田植えの準備でもなく、ただの「草が嫌い」という美意識か慣習。

「君が本当でも何でもない」——

これ、除草剤を撒く人への言葉でもあるけれど、もっと広い射程がある。自治会の慣習も、田舎のシンパシーも、農業慣行も、「本当らしく見えているだけ」のものへの拒否。

縁を切る、という決断は感情ではなく、ある種の生態学的判断に見える。根粒菌を殺す土に根を張り続けることはない、という。

で、来年京都に行くのに今年辞めるのは変だ、という論理——それ、つながりを「所属」と同一視している。新川さんにとって自治会への所属と京都大学院はそもそも別の次元の話のはずで、その混同自体が「わけわからん」の核心ですね。

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